良 感 探 訪!
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プロフィール

ki4_zou

Author:ki4_zou
アタラシもの&車好きのテクニカル・ライター。「伝える」と「伝わる」、「わかった喜び」を考えながら、日々テクニカル・コミュニケーション&タイムドメインスピーカーを手にしたチューニング・製品開発に精進しています。

良感ってなに?
「良感」って聞いた事がない言葉ですよね。
それもそのはず、何しろ勝手に作らせていただいた言葉ですから。

きっかけは、イタリア語の"simpatico"(aは`付)という言葉。
伊日辞書では「いいかんじ」になるのですが、巷で使われている「イー・カ・ン・ジ」とは、ちょっとニュアンスが違います。イタリア人は、見た目の善し悪しだけでなく、内面的な好感や親しみをこめて使っています。そんな言葉と「イー・カ・ン・ジ」を区別して使いたいと思い、「良感」と表現した次第です。

このブログでは、そんな好感や親しみの持てる言葉/話/物/人を取り上げて、人々に本当に役立つ話題や、世の中が朗らかになる話題を書き留めています。昨今殺伐とした社会生活が、少しでも明るくなり、人々が仲良く共生できるようになればと願っています。


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江戸しぐさ講演会に行ってきました
江戸しぐさの講演会を聴いてきました。

最近の江戸しぐさな話から、江戸しぐさの紹介、本質、実演と一時間半に盛りだくさんの内容でした。

ちなみに江戸しぐさの「しぐさ」は「仕草」ではなく「思草」と書きます。
それは「思考(哲学)」と「行為」。
人は仏の前では皆平等と考え、相手を思いやる気持ちを実際の行為で示して、初めて江戸しぐさになるとのことです。そして人の上に立つ経営者が率先して実践していた文化であり、
当時の経団連のようなリーダー的商人達が考え出した文化だそうです。
現代の都合で派遣切りする一部上場企業や経団連の経営者達を見ると、ため息がでるばかりです。

この思草がくせ(考えなくても自然にできるほど身に付く)になっている人のことを「江戸っ子」と呼ぶそうです。だから「江戸っ子」は紳士中の紳士で皆から尊敬される人であり、
テレビの時代劇で出てくるべらんめえ調は江戸時代の職人のことで、「江戸っ子」とは違うものだそうです。

江戸の町人は、午前は食べるために仕事をする「使役」、午後は周りの人や町のために仕事をする「傍楽(はたらく)」、そして夕方は明日のために「明日備(あそび)」という過ごし方をしたそうです。
そして、世の中の為に「傍楽(はたらく)」ことが一番大切と考えたそうです。
300年前に今で言うボランティア精神が確立されていたということです。

江戸しぐさは知れば知るほど、今の時代の先を行っていて、現代はそれより数段後退した文化レベルという感じがします。
そして、今の時代に道しるべとなることが数多く含まれていると思います。
興味のある方は、是非一度江戸しぐさの本を読んでみることをお勧めします。
今まで数冊か読みましたが、イチオシは『商人道「江戸しぐさ」の知恵袋』です。
江戸しぐさの要点がまとまっていると思います。

ちなみに、今回の講演会の様子は、2月16日から荒川のケーブルテレビで放映されるそうです。(だいぶ視聴範囲が狭いですが...。)

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2009.01.18(Sun)  良感な話COMMENT(2)TRACKBACK(0)TOP
コメント

こんにちは。

素敵なお話を聞かせてくださり、ありがとうございます。
「江戸しぐさ」、「思草」いい言葉ですね。
今の時代より、本当に先の時代に感じます。
感じるというか、今が後退した世の中というより、今の時代とこの時代が逆であれば良かったのに・・・とも悲しく思ってしまいます。
でも、悲しみ嘆くばかりではなく、『道しるべ』として学んでいかねばなりませんね。
良感なお話、ありがとうございました。
私も本を読んでみようと思います。
ぬー 2009.01.22(木) 15:15 URL [編集]


Re: こんにちは。

つたない文章をお読みいただき、ありがとうございます。

本当は「すばらしい講演会で...」としたいところでしたが、
内容が盛りだくさんなのと、多くの講演をこなしている先生に
しては、尻切れとんぼぎみでわかりにくいところがあったので、
講演の中の良感な話の一つを自分なりにわかりやすく紹介させて
いただきました。

> 今の時代より、本当に先の時代に感じます。
> 感じるというか、今が後退した世の中というより、今の時代とこの時代が逆であれば良かったのに・・・とも悲しく思ってしまいます。
> でも、悲しみ嘆くばかりではなく、『道しるべ』として学んでいかねばなりませんね。
江戸の話を知ると、最近起きている年金問題や大企業不祥事の無責任度、
何でもアリで大事な習慣やモラルを消し去って行く様が、明治維新から
だんだん進んだ結果に思えます。

人々が殺伐とした社会に危機意識を持って今の生活/習慣/教育を見直し、
100年後の人に「あの100数十年間は日本文化の危機だったね。」と
言ってもらえるように、人々が尊重し合って共生できる日本らしい世の中を
回復してほしいものです。

> 私も本を読んでみようと思います。
そんなわけで、とりあえずは講演よりも本を読む方をお勧めします。
参考に、今まで読んだ本うちいくつかの感想をまとめました。

「商人道「江戸しぐさ」の知恵袋」 (講談社プラスアルファ新書) は、
ちょっと散文的ですが、それ自体口頭伝承文化らしく、読み終わると
とても濃い内容でよくまとまっていて、数回読み直しました。

「江戸繁盛しぐさ」(日経ビジネス文庫)は、著者が「江戸しぐさ」
について初めて書いた本で、粗削りなところがありますが、その分
本物の江戸っ子だった師匠から聞き取って残している臨場感は伝わって
きます。

「図説 暮らしとしきたりが見えてくる江戸しぐさ 」(青春出版社)は、
江戸しぐさの解説としては、あっさりしていてパフォーマンスとして
現われるしぐさを中心に取り上げています。その分簡単で読みやすいです。
それよりタイトルにまつわる江戸時代の挿絵が記載されていて、その絵に
現れている江戸庶民の暮らしぶりが解説(こちらの方が文書量が多い)が、
興味深く読めました。江戸の文化に興味のある人は楽しめると思います。
発掘人 2009.01.22(木) 22:55 URL [編集]



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