良 感 探 訪!
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プロフィール

ki4_zou

Author:ki4_zou
アタラシもの&車好きのテクニカル・ライター。「伝える」と「伝わる」、「わかった喜び」を考えながら、日々テクニカル・コミュニケーション&タイムドメインスピーカーを手にしたチューニング・製品開発に精進しています。

良感ってなに?
「良感」って聞いた事がない言葉ですよね。
それもそのはず、何しろ勝手に作らせていただいた言葉ですから。

きっかけは、イタリア語の"simpatico"(aは`付)という言葉。
伊日辞書では「いいかんじ」になるのですが、巷で使われている「イー・カ・ン・ジ」とは、ちょっとニュアンスが違います。イタリア人は、見た目の善し悪しだけでなく、内面的な好感や親しみをこめて使っています。そんな言葉と「イー・カ・ン・ジ」を区別して使いたいと思い、「良感」と表現した次第です。

このブログでは、そんな好感や親しみの持てる言葉/話/物/人を取り上げて、人々に本当に役立つ話題や、世の中が朗らかになる話題を書き留めています。昨今殺伐とした社会生活が、少しでも明るくなり、人々が仲良く共生できるようになればと願っています。


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フォノイコライザーを作ってみた3〜チューニング編
20230403_PEQ_01.jpg
キット標準状態で完成したフォノイコライザー"Luxman LXV-OT10”.

しかしこのキットの醍醐味はパーツを交換してグレードアップできること。



そして、そのトライを先人の方々がやっている動画がこちら。




改造ポイントはオペアンプの前段と後段、コンデンサー、真空管、筐体などが上がっていましたが、

意見を参考にさせていただいて、効果の薄いものはパス。

とりあえず、6〜7割を占めるというオペアンプの前段を変えてみることにしました。

交換できるのはFET方式のオペアンプということで、ガイドブックに記載されている中で入手しやすい「MUSES8920D」と「MUSES01D」を秋葉原で仕入れてきました。

20230403_PEQ_10.jpg
そして、オペアンプを差し替えつつ、RIAAカーブ盤やDeccaカーブ盤、AEBカーブ盤を聴いて、音の変化を観察していきます。

と言っても、50年以上前の録音で、どの音が正解なんてわかる知識も情報も無いわけで、これを以って「RIAAカーブ以外なんてあるわけない」と都市伝説呼ばわりする方々も居るようですが。。。

そこは、タイムドメインスピーカーならではの判定方法があるんです。


色付けをしないタイムドメインスピーカーを使用していると、トーンコントロール付きのアンプではどちら側に回しても音が歪んで耳に痛くなったり、ぼやけてこもって聞こえたりします。

結局真ん中の「フラット」が一番良い音に聴こえるわけで。

だから、タイムドメインのアンプにはトーンコントロールは無いのです。

この「フラットが一番良い音」というのは、好みの問題ではなく、フラットになった途端に演奏者の奥行き感というか実態感が急に増したり、微細な余韻にブレーキがかからず、極自然に消えていくポイントがあるのです。

EQカーブが合っていない状態というのは、このトーンコントロールがフラット以外にある状態なので、高音側、低音側のボリュームを回していき、一番奥行き感が出て微細な余韻がどっと増えるポイントを探していけば、正しいEQカーブがわかるというわけです。

ただし、あくまでも耳で判断することと、この2つのボリュームがEQカーブの曲線をリニアに再現しているわけではないので、誤差や個人差があることを前提に、この先の結果をご覧ください。


まずは、高音側の最大と最小を聴き比べ、中央にしたときに音の傾向がどちらに近いかを判断します。

例えば、もし最大と中央値が似た音であれば、フラットポイントは中央値と最小値の間にあると特定できるわけです。
さらに、最大値側の音色(歪み)が終わるポイントと、最小値側の音色(歪み)が終わるポイントを探し、一番音が生き生きするポイント、余韻が自然に伸びて消えるポイントを特定します。

そうは言ってもよくわからない時は、最大値側の音色(歪み)が終わるポイントと、最小値側の音色(歪み)が終わるポイントのちょうど真ん中をフラットポイントとしておきます。

この方法で探っていった結果が、「キット標準のオペアンプではRIAAがボリュームの中央からずれているじゃね?」という結論になるわけです。


それでは、聴き比べ作業開始。

20230403_PEQ_02.jpg
こちらがキット標準で付いているテキサス・インスツルメンツ製TL072CP。

今までこれで拝鈍亭のアナログレコードを聴く会でも使用して、そこそこ評価されていたものです。

これを外して交換していきます。


20230403_PEQ_03.jpg
まずは安価な割に評判が良い「MUSES8920D」。

ICはソケットに装着されているので、ICを引き抜いて差し替えるだけ。

でも力が余って足をひん曲げたり、最悪折ってしまうこともあるので、慎重にICを少しずつジャッキアップして、足が曲がらないように取り外します。

取り付ける方は、新品だと大抵足がハの字に開いているので、ラジオペンチ等を使って、先に足を直角に整えておくと、取付時に余計な力を加えずに済み、トラブルを避けられます。



さて、「MUSES8920D」で音出し。

「MUSES8920D」は、キット標準から比べたら一桁高い価格帯の安定バージョン。

縛られていたような硬い音が解放されて、断然よくなりました。

オペアンプの初段が6〜7割という説明も納得の影響力です。

音が無事に出たら、RIAAカーブとわかっている盤を使って、センター出し。

結果は次のようになりました。
20230403_PEQ_04.jpg

高音側は真ん中、低音側も少しずれている程度です。

これなら、RIAAカーブが中央値と思い込んで使っても、それほど影響はないかもしれません。



20230403_PEQ_05.jpg
さて、次は「MUSES01D」に交換!

このオペアンプはオーディオ用に特化して開発されたもので、「MUSES8920D」よりもさらに一桁高い(キット標準からは100倍以上)高級品です。

さらに上の「MUSES03D」というオペアンプもあるのですが、これは1回路しか入っていないため、2つ要ります。オペアンプ2個替えると4個必要になり、これだけで1万超えのパーツ代となるため、今回はコスパ重視で「MUSES01D」にしておきました。


さて、「MUSES01D」で音出しは?

何ということでしょう!

同じレコード盤なのに、楽器の音色や色艶が断然豊かになりました。

さすがオーディオに特化して素材から吟味したというオペアンプだけのことはあるようです。

これは戻れませんね。

これで聴くと、音楽を聴く時間の価値や満足感が段違いです。

音がわかったところで、RIAA盤によるセンター出し。



結果は、高音側が中央、低音側は1.5目盛程右にずれたところがフラットのようです。
20230403_PEQ_13.jpg



20230403_PEQ_07.jpg
オペアンプの前段が決まったので、オペアンプの後段を余った「MUSES8920D」に替えてみました。

なるほど、それほど変化を感じないのは先人の解説の通りでした。

また、RIAA盤のセンター結果も変化なし。

フォノイコライザーのチューニングとしては、これで行こうかと思います。


20230403_PEQ_08.jpg

続いては、Decca盤の検証です。

Deccaカーブとわかっている盤で、フラットポイントを探ってみました。

結果は、高音側は先人の示した値とほぼ一致しました。

低音側もセンターがズレた分と同じく右に1.5目盛ずれたところで落ち着きました。


20230403_PEQ_09.jpg
さらに手持ちでANGELカーブ(=EMIやAEBカーブ)盤で検証です。

こちらも結果は、高音側が先人の示した値でほぼ一致。

低音側も右に1.5目盛ズレた位置に落ち着きました。



コロンビアカーブも試したいところですが、写真のコロンビア盤はすでにRIAAカーブになっており、最適な手持ち盤がありません。

なので、他のカーブはイコライザーカーブ特性の資料に準じた予想値として、目盛を振ってみました。
20230403_PEQ_11.jpg
その結果をデカールにして貼った、KappaInfinitoチューン版LXV-OT10の完成です。

カッパーインフィニートチューンですから、筐体の振動対策も一通り入れてあります。

また、フォノイコライザーの電源としては、一番アースが手堅い「iFi-Audio iPower Elite 15V」の一択となりました。

他の癖のある電源を使用した場合、RIAAのセンター値も含めて、違う結論になるかと思いますので、あくまでも前提条件を踏まえた上で参考にしてください。

 

さて、次回の「アナログ・レコードを聴く会」には、このフォノイコライザーできを持ち込みます。

皆様の反応がどうなることか、楽しみです。

→「フォノイコライザーを作ってみた1〜組み立て編

→「フォノイコライザーを作ってみた2〜検証編




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