
Author:ki4_zou
アタラシもの&車好きのテクニカル・ライター。「伝える」と「伝わる」、「わかった喜び」を考えながら、日々テクニカル・コミュニケーション&タイムドメインスピーカーを手にしたチューニング・製品開発に精進しています。

「良感」って聞いた事がない言葉ですよね。
それもそのはず、何しろ勝手に作らせていただいた言葉ですから。
きっかけは、イタリア語の"simpatico"(aは`付)という言葉。
伊日辞書では「いいかんじ」になるのですが、巷で使われている「イー・カ・ン・ジ」とは、ちょっとニュアンスが違います。イタリア人は、見た目の善し悪しだけでなく、内面的な好感や親しみをこめて使っています。そんな言葉と「イー・カ・ン・ジ」を区別して使いたいと思い、「良感」と表現した次第です。
このブログでは、そんな好感や親しみの持てる言葉/話/物/人を取り上げて、人々に本当に役立つ話題や、世の中が朗らかになる話題を書き留めています。昨今殺伐とした社会生活が、少しでも明るくなり、人々が仲良く共生できるようになればと願っています。
※ブログページ内および記事中の商品名・写真には、広告バナーおよびアフィリエイトリンクを含んでいます。
それもそのはず、何しろ勝手に作らせていただいた言葉ですから。
きっかけは、イタリア語の"simpatico"(aは`付)という言葉。
伊日辞書では「いいかんじ」になるのですが、巷で使われている「イー・カ・ン・ジ」とは、ちょっとニュアンスが違います。イタリア人は、見た目の善し悪しだけでなく、内面的な好感や親しみをこめて使っています。そんな言葉と「イー・カ・ン・ジ」を区別して使いたいと思い、「良感」と表現した次第です。
このブログでは、そんな好感や親しみの持てる言葉/話/物/人を取り上げて、人々に本当に役立つ話題や、世の中が朗らかになる話題を書き留めています。昨今殺伐とした社会生活が、少しでも明るくなり、人々が仲良く共生できるようになればと願っています。
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iFi-AudioやM2Techなど、いつも話題になる製品を発掘しているトップウィングから、自社ブランドのアナログプレーヤー用カートリッジを発売されるということでお招きがあり、2017年3月21日に東京・中野サンプラザで開催された新製品発表会へ参加してきました。

新製品の名前は「青龍」!
中国の神話である天の四方の方角を司る霊獣「青龍」「朱雀」「玄武」「白虎」から名づけたとのこと。
さて、その東方の守護神「青龍」とは、「コアレス・ストレートフラックス型カートリッジ」と呼ばれ、MC型の繊細な再現力とMM型のメンテナンス性を併せ持つ、全く新しい方式のカートリッジとなっています。
専用ヘッドシェルに直接針が取り付けられている構造で、その針のすぐ近くに配置されたヘッドシェル側に取り付けられたコイルで針の振動を電気信号に変換しています。
とてもシンプルな構造ですが、実は針でレコードの溝を拾ってから最小限の距離で電気信号に変える設計となっており、見れば見るほど考え抜かれたカートリッジであることが伝わってきます。
MC型だと針交換が難しい作業ですが、このコアレス・ストレートフラックス型の場合は、針のみを交換することができ、メンテナンス性も優れた構造となっています。

その「青龍」が取り付けられたのは「Tien Audio TT3」というレコードプレーヤー。
ターンテーブルを磁力で浮かし、3つのモーターで三角軌跡でターンテーブルの側面を直接ベルト駆動して回すというものです。
振動対策を徹底したプレーヤー、これも新開発とのこと。
まだ開発中で、発売は6月頃になるとのことでした。
さてさて、その音はということで、何枚かレコードを聴かせていただきました。
その印象は、何と言っても圧倒的な情報量の多さ!!
デジタルオーディオで、「ハイレゾにより情報量が増えた」と言った話は耳にしますが、
それと同じようなことが、目の前のアナログ再生で起きたので、たいへん驚きました。
実は、タイムドメインスピーカーのチューニングをしていると、こういう現象はたびたび遭遇することなのですが。
その経験からすると、解像度が上がったというよりも、針先周りのロスや音の足を引っ張る要素が劇的に減ったということかと思います。
そう、レコードの溝にはそもそもこんだけの量の情報が刻まれていたわけで、それを今まで十分に再生できていなかったということかと思います。

このカートリッジは税別50万円とのことですが、アナログレコード再生の新時代・新常識を切り開く、試金石となる製品になるかもしれません。

さあて、このコアレス・ストレートフラックス型「青龍」を使った超高解像アナログ再生では、まともに聴かせるためにはアンプもスピーカーも高いハードルを越えることが求められるかもしれませんね。
その音に興味がある方は、一度試聴されると良いでしょう。
トップウィング コーポレーション
なお、「青龍」の詳しい説明については下記のページをご覧ください。
Phile-web:トップウイング、MM型とMC型の特徴を併せ持つ独自方式カートリッジ「青龍」
また、ターンテーブル「TT3」他については、こちらをどうぞ。
Phile-web:トップウイング、アクセサリーブランド「Telos Audio Design」取扱開始。CPU搭載アースノイズ低減器など
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
セリフがスクリーン上の役者から聴こえてくるホームシアター!
しかも、たった2本のスピーカーで!!
果たして「立体音ホームシアター」とは?
その音が体験できる「タイムドメインスピーカー雑司が谷試聴室」!
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新製品の名前は「青龍」!
中国の神話である天の四方の方角を司る霊獣「青龍」「朱雀」「玄武」「白虎」から名づけたとのこと。
さて、その東方の守護神「青龍」とは、「コアレス・ストレートフラックス型カートリッジ」と呼ばれ、MC型の繊細な再現力とMM型のメンテナンス性を併せ持つ、全く新しい方式のカートリッジとなっています。
専用ヘッドシェルに直接針が取り付けられている構造で、その針のすぐ近くに配置されたヘッドシェル側に取り付けられたコイルで針の振動を電気信号に変換しています。
とてもシンプルな構造ですが、実は針でレコードの溝を拾ってから最小限の距離で電気信号に変える設計となっており、見れば見るほど考え抜かれたカートリッジであることが伝わってきます。
MC型だと針交換が難しい作業ですが、このコアレス・ストレートフラックス型の場合は、針のみを交換することができ、メンテナンス性も優れた構造となっています。

その「青龍」が取り付けられたのは「Tien Audio TT3」というレコードプレーヤー。
ターンテーブルを磁力で浮かし、3つのモーターで三角軌跡でターンテーブルの側面を直接ベルト駆動して回すというものです。
振動対策を徹底したプレーヤー、これも新開発とのこと。
まだ開発中で、発売は6月頃になるとのことでした。
さてさて、その音はということで、何枚かレコードを聴かせていただきました。
その印象は、何と言っても圧倒的な情報量の多さ!!
デジタルオーディオで、「ハイレゾにより情報量が増えた」と言った話は耳にしますが、
それと同じようなことが、目の前のアナログ再生で起きたので、たいへん驚きました。
実は、タイムドメインスピーカーのチューニングをしていると、こういう現象はたびたび遭遇することなのですが。
その経験からすると、解像度が上がったというよりも、針先周りのロスや音の足を引っ張る要素が劇的に減ったということかと思います。
そう、レコードの溝にはそもそもこんだけの量の情報が刻まれていたわけで、それを今まで十分に再生できていなかったということかと思います。

このカートリッジは税別50万円とのことですが、アナログレコード再生の新時代・新常識を切り開く、試金石となる製品になるかもしれません。

さあて、このコアレス・ストレートフラックス型「青龍」を使った超高解像アナログ再生では、まともに聴かせるためにはアンプもスピーカーも高いハードルを越えることが求められるかもしれませんね。
その音に興味がある方は、一度試聴されると良いでしょう。
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なお、「青龍」の詳しい説明については下記のページをご覧ください。
Phile-web:トップウイング、MM型とMC型の特徴を併せ持つ独自方式カートリッジ「青龍」
また、ターンテーブル「TT3」他については、こちらをどうぞ。
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