
Author:ki4_zou
アタラシもの&車好きのテクニカル・ライター。「伝える」と「伝わる」、「わかった喜び」を考えながら、日々テクニカル・コミュニケーション&タイムドメインスピーカーを手にしたチューニング・製品開発に精進しています。

「良感」って聞いた事がない言葉ですよね。
それもそのはず、何しろ勝手に作らせていただいた言葉ですから。
きっかけは、イタリア語の"simpatico"(aは`付)という言葉。
伊日辞書では「いいかんじ」になるのですが、巷で使われている「イー・カ・ン・ジ」とは、ちょっとニュアンスが違います。イタリア人は、見た目の善し悪しだけでなく、内面的な好感や親しみをこめて使っています。そんな言葉と「イー・カ・ン・ジ」を区別して使いたいと思い、「良感」と表現した次第です。
このブログでは、そんな好感や親しみの持てる言葉/話/物/人を取り上げて、人々に本当に役立つ話題や、世の中が朗らかになる話題を書き留めています。昨今殺伐とした社会生活が、少しでも明るくなり、人々が仲良く共生できるようになればと願っています。
※ブログページ内および記事中の商品名・写真には、広告バナーおよびアフィリエイトリンクを含んでいます。
それもそのはず、何しろ勝手に作らせていただいた言葉ですから。
きっかけは、イタリア語の"simpatico"(aは`付)という言葉。
伊日辞書では「いいかんじ」になるのですが、巷で使われている「イー・カ・ン・ジ」とは、ちょっとニュアンスが違います。イタリア人は、見た目の善し悪しだけでなく、内面的な好感や親しみをこめて使っています。そんな言葉と「イー・カ・ン・ジ」を区別して使いたいと思い、「良感」と表現した次第です。
このブログでは、そんな好感や親しみの持てる言葉/話/物/人を取り上げて、人々に本当に役立つ話題や、世の中が朗らかになる話題を書き留めています。昨今殺伐とした社会生活が、少しでも明るくなり、人々が仲良く共生できるようになればと願っています。
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2015年8月30日に全国で行われた「戦争法案反対デモ」。
そのうち、国会を10万人で取り囲むとするデモをめぐって、SNSではいろんな意見が飛び交っています。
主催者発表は12万人。
警察発表は3万人余り。
毎日新聞や朝日新聞等では、主催者発表の12万人とした一方。
産經新聞では3万2千人と報道していました。
SNSでは朝日新聞の写真を一区画100人換算して国会前は8千人くらいしかいないという意見も。
産経新聞は、一区画225人で見積もって国会前は3万2千人としていました。
国会前集会 本当に「12万人」?
これに、法案賛成の人達が鬼の首を取ったかのように、得意気に反対派を誹謗中傷。
いずれにしろ、SNSを止めたくなるような、目にするだけで気分の悪い一日でした。
でも、このままだと釈然としないので、ちょっと検証してみましょう。
まず、朝日新聞の写真から検証した画像をよく見ると、警察のバス車両が映っていました。
都バスサイズとするとバスの全長は12m。
一区画分としているバスの75%の長さ(9m)に10人並んだとすれば、デモにしては肩が触れ合わない程度の混み具合です。
警察とつばぜり合いしている先頭部にしては不自然ですね。
逆に肩が触れ合うくらいということで、一人60cm幅くらいで見積もると、15人くらいは並ぶでしょうから、15×15でも225人。前後は60cmも取らないでしょうから、一区画当り300人くらいは居たとする方が妥当でしょう。
見積もりの3倍ということは、国会前だけでも2万4千人以上は居たとする方が妥当のようです。
書いてある数字を鵜呑みで信じ込む。
この程度の数字のトリックに騙される大人が結構多いのに驚いてしまいます。
正に「人は都合の良い数字しか見ない」
ですね。
もう一つ、産経新聞の方は、機動隊の並びから、一区画225人として国会前で3万2千としています。
検証としては妥当なようですし、警察発表ともほぼ同等となります。
しかし、ここで産経新聞の方は、墓穴を掘ったようですね。
国会前だけで3万2千人居たということを産経新聞が証明してしまいましたので、写真以外の国会の周りや日比谷公園の集会などを合わせると、3万2千人をはるかに超える多くの市民が集まっていたという事になります。
そうすると、記事タイトル「国会前集会 本当に「12万人」?」とは、検証が矛盾してしまいます!!
主催者側は、「国会を取り囲む=国会周辺に集まった数」を発表しているわけですから。
この国会前だけの数字だけ数えて少なく報道するのもトリックと言えると思います。
この程度のトリックを信じ込んでしまう人の方が、よっぽど「平和ボケ」じゃないでしょうか?
本当に12万人居たかはわかりませんが、主催者が10万人集めたいと思って開催したら、
「思った以上に来た」=「10万人以上」というのが、頃合いではないかと思います。
全国でも大規模なものから小規模なものまで、市民が自主的に集まったものも多かったようなので、全国では結構な数になると思います。
実際は、何人だったかというのは小さなことで、「大人しい日本人がこれだけ集まって反対している」というのが世界中に報道されることが、意義なのだと思います。
そういう意味では、今回は主催者側の成功ということになるのではないでしょうか?
「無人の国会前に集まる間抜け」扱いしていた法案賛成派の方々は、やはり木を見て森を見ずという人達と推測されます。
さて、世界中に知れ渡ってしまった日本人の民意を、ガン無視できるんでしょうかねブラック総理は!
いや、ブラック総理はどうでもいい。
人の心がまだ残っている(少なくとも大日本帝国を望まない)自民党・公明党議員の先生方に、子や孫に恥ずかしくない「日本人」として、是非とも立憲民主主義を堅持する保守勢力として行動していただきたい!!
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そのうち、国会を10万人で取り囲むとするデモをめぐって、SNSではいろんな意見が飛び交っています。
主催者発表は12万人。
警察発表は3万人余り。
毎日新聞や朝日新聞等では、主催者発表の12万人とした一方。
産經新聞では3万2千人と報道していました。
SNSでは朝日新聞の写真を一区画100人換算して国会前は8千人くらいしかいないという意見も。
産経新聞は、一区画225人で見積もって国会前は3万2千人としていました。
国会前集会 本当に「12万人」?
これに、法案賛成の人達が鬼の首を取ったかのように、得意気に反対派を誹謗中傷。
いずれにしろ、SNSを止めたくなるような、目にするだけで気分の悪い一日でした。
でも、このままだと釈然としないので、ちょっと検証してみましょう。
まず、朝日新聞の写真から検証した画像をよく見ると、警察のバス車両が映っていました。
都バスサイズとするとバスの全長は12m。
一区画分としているバスの75%の長さ(9m)に10人並んだとすれば、デモにしては肩が触れ合わない程度の混み具合です。
警察とつばぜり合いしている先頭部にしては不自然ですね。
逆に肩が触れ合うくらいということで、一人60cm幅くらいで見積もると、15人くらいは並ぶでしょうから、15×15でも225人。前後は60cmも取らないでしょうから、一区画当り300人くらいは居たとする方が妥当でしょう。
見積もりの3倍ということは、国会前だけでも2万4千人以上は居たとする方が妥当のようです。
書いてある数字を鵜呑みで信じ込む。
この程度の数字のトリックに騙される大人が結構多いのに驚いてしまいます。
正に「人は都合の良い数字しか見ない」
ですね。
もう一つ、産経新聞の方は、機動隊の並びから、一区画225人として国会前で3万2千としています。
検証としては妥当なようですし、警察発表ともほぼ同等となります。
しかし、ここで産経新聞の方は、墓穴を掘ったようですね。
国会前だけで3万2千人居たということを産経新聞が証明してしまいましたので、写真以外の国会の周りや日比谷公園の集会などを合わせると、3万2千人をはるかに超える多くの市民が集まっていたという事になります。
そうすると、記事タイトル「国会前集会 本当に「12万人」?」とは、検証が矛盾してしまいます!!
主催者側は、「国会を取り囲む=国会周辺に集まった数」を発表しているわけですから。
この国会前だけの数字だけ数えて少なく報道するのもトリックと言えると思います。
この程度のトリックを信じ込んでしまう人の方が、よっぽど「平和ボケ」じゃないでしょうか?
本当に12万人居たかはわかりませんが、主催者が10万人集めたいと思って開催したら、
「思った以上に来た」=「10万人以上」というのが、頃合いではないかと思います。
全国でも大規模なものから小規模なものまで、市民が自主的に集まったものも多かったようなので、全国では結構な数になると思います。
実際は、何人だったかというのは小さなことで、「大人しい日本人がこれだけ集まって反対している」というのが世界中に報道されることが、意義なのだと思います。
そういう意味では、今回は主催者側の成功ということになるのではないでしょうか?
「無人の国会前に集まる間抜け」扱いしていた法案賛成派の方々は、やはり木を見て森を見ずという人達と推測されます。
さて、世界中に知れ渡ってしまった日本人の民意を、ガン無視できるんでしょうかねブラック総理は!
いや、ブラック総理はどうでもいい。
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