良 感 探 訪!
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2022.05 □  12345678910111213141516171819202122232425262728293031 
プロフィール

ki4_zou

Author:ki4_zou
アタラシもの&車好きのテクニカル・ライター。「伝える」と「伝わる」、「わかった喜び」を考えながら、日々テクニカル・コミュニケーション&タイムドメインスピーカーを手にしたチューニング・製品開発に精進しています。

良感ってなに?
「良感」って聞いた事がない言葉ですよね。
それもそのはず、何しろ勝手に作らせていただいた言葉ですから。

きっかけは、イタリア語の"simpatico"(aは`付)という言葉。
伊日辞書では「いいかんじ」になるのですが、巷で使われている「イー・カ・ン・ジ」とは、ちょっとニュアンスが違います。イタリア人は、見た目の善し悪しだけでなく、内面的な好感や親しみをこめて使っています。そんな言葉と「イー・カ・ン・ジ」を区別して使いたいと思い、「良感」と表現した次第です。

このブログでは、そんな好感や親しみの持てる言葉/話/物/人を取り上げて、人々に本当に役立つ話題や、世の中が朗らかになる話題を書き留めています。昨今殺伐とした社会生活が、少しでも明るくなり、人々が仲良く共生できるようになればと願っています。


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Lotoo PAW6000のタイムドメイン的再検証!
2022052_PAW6K00.jpg
発売から2年半が経った“Lotoo PAW6000”

遅ればせながら、PAW6000の実機をじっくりと検証してみました。

“Lotoo”は、あまりメジャーなブランドでは無いかもしれませんが、中国のInfoMediaという企業が開発・製造・販売するコンシューマー向けのブランド名です。

InfoMediaは、放送局等の音響機材を開発する会社で、東南アジアにおけるシェアは、なんと80%以上を占めるとのこと。

本業がプロ向け機材ですから、その精度や信頼性はいわゆる「中国製」のイメージとは別物となります。

InfoMediaが最初に手がけた“Lotoo PAW Gold2”は、市販レベルではなかなか味わえない実験室の音レベルということで、究極の据え置きCDプレーヤーとして、カッパーインフィニート推奨製品となっており、多数のタイムドメインスピーカーユーザー様に喜ばれております。

“Lotoo PAW6000”は、PAW Goldの下位機種となり、究極の実験室の音というよりは、現代的なタッチパネル操作やサムネイル表示に対応した使い勝手と音質をバランスした機種となります。


シンプルに削ぎ落とされたデザインは、見た目他のタッチパネル式音楽プレーヤーと変わりないのが残念ですが、、、

一度電源を入れると、

2022052_PAW6K01.jpg わずか6秒足らずで起動完了!
     2022052_PAW6K02.jpg


これは、PAW Goldの低ノイズ設計思想が徹底されたLotoo製品ゆえ、AndoroidOS等の汎用OSを使わず、音楽再生に特化したLotoo OSが成せる速さです。

機能的には、4.4mmバランスヘッドフォンに対応したフルバランス出力や、有名ヘッドフォン向け他のプリセットイコライジング機能、Bluetoothヘッドフォン対応、Bluetooth DAC機能他、PAW GoldやPAW Gold Touchから継承する多彩な機能を搭載しています。

今回注目したのが、PAW6000がPCM音源再生時のデジタルフィルターを選べる機能があること。

メイン画面の“設定”をタッチすると、

2022052_PAW6K03.jpg

“Filter”という項目があります。

これをタッチ!

2022052_PAW6K04.jpg

さらに“PCM”をタッチすることで、デジタルフィルターが変更できます。

2022052_PAW6K05.jpg

しかしながら、このメニュー項目を見ても、ノンオーバーサンプリング再生ができるとは思えません。

これは、搭載DACチップである旭化成製AKM4493EQの機能名称で、この命名のため2年半も気づけなかったのが、悔やまれます。

各デジタルフィルターの特徴を調べると、開発元の旭化成に「より良い音質を求めて- デジタルフィルターと音質 -」という解説ページがありました。表はそのページからの引用です。
r1280-soundcolor.jpg


実際に各デジタルフィルターのモードを試聴してみました。

音源は、こちらのシンプルなソロ演奏。

発音元が少なく、かつ会場の響きが残る音源でデジタルフィルターによる音の変化がわかりやすい音源です。



試聴の前にもう一つチェックポイントが。。。

PAW 6000を据え置きとして使うなら、是非出力設定を「ライン出力」にしてください。
「HP出力」はボリュームが効いて便利ですが、なんとも音に癖がつくようです。
「設定」>「出力設定」>「出力先」>「ライン出力」
2022052_PAW6K12.jpg  2022052_PAW6K13.jpg




さて、試聴結果をまとめると。。。

●シャープロールオフ 
 試聴の印象:余韻が水平にしか広がらず、かつ伸びない。
 解説:波形からしても、いわゆるスタンダードな「オーバーサンプリング」です。
     補間タップ数が多く、プリエコーやポストエコーの付帯音が多くなります。

●ショートディレイ/シャープロールオフ 
 試聴の印象:余韻が水平にしか広がらず、過剰な余韻が続く。
 解説:ディレイでプリエコーを減らした「オーバーサンプリング」です。
     補間タップ数が多く、ボケかつ、プリ+ポストエコーの付帯音が多くなります。

●スローロールオフ 
 試聴の印象:余韻が水平にしか広がらないが、余韻は少なめでクリアな印象。
 解説:いわゆる「インパルス応答重視のオーバーサンプリング」です。
     補間タップ数を極力少なくし、プリ+ポストエコーの付帯音を減らした音です。

●ショートディレイ/スローロールオフ 
 試聴の印象:余韻が多少上にも広がるが、多少過剰な余韻が多い印象。
 結果:ディレイでプリエコーを減らした「オーバーサンプリング」です。
     補間タップ数が少なくて情報ロスは少ないが、プリ+ポストエコーの付帯音が多くなります。

●スーパー(スロー)ロールオフ 
 試聴の印象:余韻が上下に広がり、付帯音が少ない。
 結果:いわゆる「ノンオーバーサンプリング(NOS)」です。
     補間しないので情報ロスが少なく、他では聴こえない極弱い余韻など、全く質の違う余韻が聴こえてきます。

●低分散ショートディレイ 
 試聴の印象:余韻は水平のみしか広がらない、過剰な付帯音が長く続く。
 結果:いわゆる「オーバーサンプリング」の音に近いですが、付帯音はより多めな印象。


というわけで、PAW6000も、「設定」>「Filter」>「PCM」>「スーパーロールオフ」にすれば、NOSDACとして使用可能ということが確認できました。

2022052_PAW6K05.jpg
AKM99xxのDACチップもデータシート上はデジタルフィルターオフが可能なのは知っていましたが、実際にオフを可能にするかは製品設計者次第なわけです。

しかしながら、何もしない「デジタルフィルターオフ」が「スーパー(スロー)ロールオフ」という名称だったとは!

すっかり撒かれてしまっていました。




さて、PAW6000には、他にもイコライザー設定やATE設定で音質が変えられます。

これらの設定は、再生画面の右下をタップして設定できます。

タイムドメインスピーカーで使う時は、もちろん両方オフが推奨です。

【再生画面】
2022052_PAW6K09.jpg

【PMEQ設定画面】             【ATE設定画面】
2022052_PAW6K10.jpg  2022052_PAW6K11.jpg


「何も足さない、何もひかない」を理想とするタイムドメインスピーカーは、上流機器の音質の違いも如実に露わにします。

そのため、音源の情報を潰すことなく再生できるNOSDACとタイムドメインスピーカーを組み合わせることで、その音源の真価を堪能できる再生環境となります。

PAW6000も18万円超えと気軽な価格ではありませんが、長年CDプレーヤーの音に不満を感じていくつも買い替えている様なら、その答えとしてPAW 6000を試すことをお勧めします。


では、弊社推奨のPAW Gold2と比べるとどうかというと、、、

PAW6000は、やはり実験室の音(自作の音)レベルとまでは行きませんので、特別な世界をお望みなら29万円弱にはなりますが“Lotoo PAW Gold2”の方をお選びください。
そこまでのストイックさよりもタッチパネルの使い勝手を重視するなら、PAW6000が良い選択になると思います。



なお、Lotoo PAW6000やPAW Gold2、NOSDACの音に興味のある方、聴いてみたい方は、タイムドメインスピーカー雑司が谷試聴室へお問い合わせください。休日・平日ともにご予約にてご試聴いただけます。

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