
Author:ki4_zou
アタラシもの&車好きのテクニカル・ライター。「伝える」と「伝わる」、「わかった喜び」を考えながら、日々テクニカル・コミュニケーション&タイムドメインスピーカーを手にしたチューニング・製品開発に精進しています。

「良感」って聞いた事がない言葉ですよね。
それもそのはず、何しろ勝手に作らせていただいた言葉ですから。
きっかけは、イタリア語の"simpatico"(aは`付)という言葉。
伊日辞書では「いいかんじ」になるのですが、巷で使われている「イー・カ・ン・ジ」とは、ちょっとニュアンスが違います。イタリア人は、見た目の善し悪しだけでなく、内面的な好感や親しみをこめて使っています。そんな言葉と「イー・カ・ン・ジ」を区別して使いたいと思い、「良感」と表現した次第です。
このブログでは、そんな好感や親しみの持てる言葉/話/物/人を取り上げて、人々に本当に役立つ話題や、世の中が朗らかになる話題を書き留めています。昨今殺伐とした社会生活が、少しでも明るくなり、人々が仲良く共生できるようになればと願っています。
※ブログページ内および記事中の商品名・写真には、広告バナーおよびアフィリエイトリンクを含んでいます。
それもそのはず、何しろ勝手に作らせていただいた言葉ですから。
きっかけは、イタリア語の"simpatico"(aは`付)という言葉。
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SPユニット8cmバージョンで試作したタイムドメインウーファー。
実は、これは試作弐号機!
その前に、SPユニット4.5cmバージョンを試作していました。

しかし、下側のフタと、上側のスロットから音漏れが多くて、効果が評価できないものでした。
試作弐号機は、上下のフタを木で製作したところ、音漏れが劇的に少なくなりました。
そこで、試作初号機も弐号機に習って上下のフタを木で製作し、無事弐号機と同様タイムドメインウーファーにすることができました。

初号機と弐号機の違いは、スピーカーユニットの他、筒長は2号機が300mmに対して初号機が400mm、スロットの穴計が弐号機13mmに対して初号機は15mmとなっています。
鳴らした結果は、弐号機よりも初号機の方が全般的に音量が大きくなった!
スピーカーユニットが小さくなったのに??
スロット式ウーファーの場合、スピーカーの直径よりもスピーカーからスロットまでの距離もしくは口径の方が影響があるようです。
弐号機は、まだ中津川試聴室に預けてあるので、戻ってきたら筒を長くしたり、穴径を大きくして効果を検証する必要がありそうです。
さて、スロット式のタイムドメインウーファーは、スピーカーの音がストレートに聴こえる分、中高域の音もわずかに聴こえてきます。
これまで試作機にはメインスピーカーと同じ信号を入力していたのですが、中高域をカットした信号を入れれば、中高域の音漏れが低減できるかもしれません。
そこで、簡易な方法として、トーンコントロール付きのアンプを用いて、実験を行ってみました。
試聴室にあるトーンコントロール付きアンプというと、これ!

iFi-Audio Retro STEREO 50という真空管アンプです。
真空管アンプとしては、電源部を現代の最先端技術で作り込んでいて比較的色付けの少ないアンプとなります。
早速試してみましょう。
高域側のtrebleをマイナス側に回すと、、、
なんと、中高域はほとんど音が変わないという結果に!
スロット式のローパスフィルターは、想像以上にキッチリ仕事しているようです。
しかし、何も変化が無いかというと、そうではなく。
肝心の低域の音がボケてしまいました。
これは、trebleを最小にしても最大にしても、低域はボケてしまいます。
一番良い結果は、中央0のところ、
すなわち、何もしないフラットが一番良いということになりました。
では、bass側はどうなるかというと、
bassを最小まで絞ると、低域はほとんど鳴らなくなりました。
bassを最大まで上げると、低域の音量が大きくなりますが、上げれば上げる程盛大にボケていきます!
単純に低域の音量が欲しければbassを上げるのは有りかと思います。
しかしながら、クリアな極低音がタイムドメインウーファーならではの存在意義なので、やはりフラットが一番という結果になりました。
そう、最初から鳴らしていたYA−2の方がベストということ!

そこで、再びアンプをTIMEDOMAIN YA-2に戻してみると、、、
なぜか、全般的に音量が大きくなったような??
真空管アンプは出力50W+50W、YA-2は12W+12W。
けれども、YA-2の方が音量が大きく感じる!
真空管アンプとYA-2の違いは色々ありますが、YA-2が特別なのは「縦振動対策」がしてあること。
「縦振動」は、基板やコードの線上に発生する圧力波振動のこと。
これが音に悪影響を及ぼすことを発見したのがタイムドメイン社の由井啓之氏。
そして、この縦振動対策を取り入れたアンプというのは、タイムドメイン社製アンプくらいしか無いでしょう。
今回タイムドメインウーファーという低域の圧力だけを再生するスピーカーを試作したわけですが、
その再生には縦振動が大きく影響するのではないか?というのが今の所の推察です。
理由はともかく、タイムドメインウーファーにはタイムドメイン製の縦振動対策アンプYA-1やYA-2が相性良いようです。
また、ウーファーの音も、「何もしない」が一番という結果になりました。
このタイムドメインウーファーは、lightやYoshii9等でも出ていなかった極低域を加えられるスピーカーです。
midTowerとカンテは極低域も伸びていたので効果(差分)は少なくなりますが、その他のタイムドメインスピーカーなら、いずれも効果は大きいものとなるはずです。
しかも、低域だけの音量を調節できるところがミソで、一番違和感が無い音量に調整して使うことが可能です。
(低域を盛れば良いというわけでもありませんので、)

すると、
i-Sideならではの音離れの良い立体定位に、艶のある響きや極低音の余韻が加わり、とても豊かな音になりました。
「ここが良い」というのではなく、「ずっと聴いていたい」と思うような細かいところまで違和感がない音です。
ただし、この全く守備範囲が違うスピーカーの組み合わせは、その音量バランスもシビアになる傾向で、違和感の無いところを外れると、途端に分離感が出てしまう感じでした。
そいういう点では、セラミック華やYoshii9、Yoshii9 Mk2の方が気楽に使えるかもしれません。
このタイムドメインウーファーは、タイムドメインスピーカー雑司が谷試聴室にて試聴できますので、ご希望の方はこちらからお問い合わせください。
また、岐阜県中津川市の全窯 中津川試聴室にも弐号機をお預けしていますので、試聴可能です。
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会場の高さ、広さを再現するタイムドメインスピーカーは
ライブ配信やライブ・ビューイングに最適!
自宅の音楽再生環境をグレードアップして、音楽も映画も
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実際どんな音なのか試聴できる「タイムドメインスピーカー雑司が谷試聴室」
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