良 感 探 訪!
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プロフィール

ki4_zou

Author:ki4_zou
アタラシもの&車好きのテクニカル・ライター。「伝える」と「伝わる」、「わかった喜び」を考えながら、日々テクニカル・コミュニケーション&タイムドメインスピーカーを手にしたチューニング・製品開発に精進しています。

良感ってなに?
「良感」って聞いた事がない言葉ですよね。
それもそのはず、何しろ勝手に作らせていただいた言葉ですから。

きっかけは、イタリア語の"simpatico"(aは`付)という言葉。
伊日辞書では「いいかんじ」になるのですが、巷で使われている「イー・カ・ン・ジ」とは、ちょっとニュアンスが違います。イタリア人は、見た目の善し悪しだけでなく、内面的な好感や親しみをこめて使っています。そんな言葉と「イー・カ・ン・ジ」を区別して使いたいと思い、「良感」と表現した次第です。

このブログでは、そんな好感や親しみの持てる言葉/話/物/人を取り上げて、人々に本当に役立つ話題や、世の中が朗らかになる話題を書き留めています。昨今殺伐とした社会生活が、少しでも明るくなり、人々が仲良く共生できるようになればと願っています。
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耳より情報
自然な音で録れるエノキダケマイク「モバイルタイムドメインマイク Gufo F」




TIMEDOMAIN Yoshii9のACアダプター聴き比べレビュー!
1999年に発売されたTIMEDOMAIN Yoshii9。

完成されたタイムドメインの音は、長年ご愛用いただいている方が多いモデルです。

一般的なスピーカーがウレタンやゴム等の樹脂系のエッジを採用しているのに対し、

Yoshii9用のスピーカーユニットには、より古い方式である布エッジが採用されています。

樹種系エッジが10〜15年くらいで朽ち果てるのに対して、布エッジは朽ちることなく長年使い続けられることから、由井啓之氏が布エッジをオーダーして生産されたスピーカーユニットとなります。

対して、アンプやACアダプター等の電子部品機器は、使い続けることで劣化が免れません。

そのため、スピーカーより先に、ACアダプターやアンプの買い替えが必要になってくるでしょう。


弊社には、歴代Yoshii9用ACアダプター4モデルのうちの3モデルがあり、それぞれ特徴が違います。
そこで、弊社にある3台のACアダプターおよび最近発売されたノイズキャンセリングACアダプター「iFi-Audio iPower Elite」を聴き比べ、それぞれの特徴をレビューにまとめてみました。

20210601_DC_00.jpg

聴き比べたのは、左からiPower Elite15V/3.5Aと、右からYoshii9用ACアダプタ(AC-PA1、AC-PA3、AC-PA4)の計4モデル。

そして、Yoshii9用ACアダプターには、iPurifierDC2 FMケーブルセットを併用した場合も聴きくられてみました。

なお、Yoshii9用ACアダプターは、いずれもトランスを搭載した「トランプタイプ」。トランスによりアナログに平滑化されてノイズの少ないACアダプター方式となります。

iFi-Audio iPower Eliteは、「スイッチングタイプ」となります。
スイッチング制御によるACアダプターはノイズが多く出るものですが、iFi-Audio iPower Eliteでは、スイッチングノイズやその上流のコンセント由来ノイズも含めて、高精度のノイズキャンセリングを行っているため、極めてノイズの少ない15Vを供給できるACアダプターとなっています。

今回の比較試聴音源は、シンプルかつ再生される周辺情報量の差がでやすい、バッハ「無伴奏チェロ組曲」で行いました。



また、ACアダプター以外の影響を極小にするため、ACアダプターを接続するタップにはiPurifier AC、スピーカーはYoshii9、アンプはYA1、プレーヤーには電池駆動のLotoo PAW Gold2を使用し、アンプとPAW Gold2は、床の影響を回避する弊社オリジナルインシュレーター”Calma"を使用しています。

ACアダプター以前のコンセントノイズを除去するとともに、アンプやプレーヤーが発する振動の影響も極小化した条件で、ACアダプターの違いのみを比較しています。
なお、ACアダプターはフローリング床に直置き、Yoshii9はフローリング床に純正スパイク受けを使用して置いています。



さて、いよいよ比較試聴。

まずは、Yoshii9用の初代ACアダプター:AC-PA1。
20210601_DC_01.jpg

歴代でもかなり大きい方の筐体になります。
出力は、14V3Aとなっています。

AC-PA1を改めて聴くと、意外と大人しい音。上から下まで出っぱらない凹まないフラットさがYoshii9らしいところです。
これがオリジナルのYoshii9の音となります。


次にYoshii9用ACアダプターの3代目:AC-PA3
20210601_DC_02.jpg

AC-PA3は、初代と比べるとだいぶコンパクトな筐体です。
出力は15.1V2.2Aとなっています。

AC-PA3に切り替えた結果は、付帯音の多い派手目な音になりました。
ACアダプターだけの違いで、結構変わるものです。
全般的に響きや余韻がリッチになり、奏者の息遣いやチェロの余韻、演奏会場の残響も多く聞こえてきます。
ただし、どこまでが本来の余韻だかはわかりません。

続いて4代目であり、現行のYoshii9 Mk2やTA1000など最新モデルにも採用されているAC-PA4。
20210601_DC_03.jpg

これは、AC-PA3よりも二回り大きくなり、AC-PA1との中間となる大きさです。
出力は、14V3Aと、初代と同じに戻りました。

AC-PA4に切り替えると、やはり付帯音の多い音。
ただ、AC-PA3よりは少なくて、若干締まった音になります。
チェロの余韻や演奏会場の響きが多いだけでなく、より細かい音、鼻息なども聴こえてきます。
単に余計な付帯音というだけでなく、情報量自体も多いようです。

最後は、最新技術が搭載された超低ノイズACアダプターiFi-Audio iPower Elite 15V3.5A
20210601_DC_04.jpg

AC-PA4をスリムにした感じの大きさです。
出力は15V3.5Aなので、純正ACアダプターよりは大きめになります。

iPower Elite 15Vに切り替えると、そもそも細かい音が圧倒的に多く聴こえてきます。
アクティブなノイズフィルターにより、高精度のフラットな15Vになっているため、無音が静か!
そして、その上に乗る音源情報が明瞭に聴こえてきます。

アナログな電気特性は、どうしても完全にフラットというわけにはいかず、フラットに近い部分を選んで、工夫して使わざるをえないですが、ノイズを計算して逆相をかけるアクティブ・ノイズキャンセリングは、最新技術ならではの静かな電源を享受することができるわけです。

そこで、純正ACアダプターにアクティブ・ノイズキャンセリングのiPurifierDC2+ファインメットフィルターを追加して、再度試聴してみました。
その結果は、AC-PA1では余韻や響きが少し増え、AC-PA3とAC-PA4では余韻や残響が減って絞まった音になる傾向。

また、iPower Elite 15Vにはインシュレーター”Calma"を追加。
その結果は、少し硬かった音が柔らかくより自然な音になる傾向。

iPower Eliteの筐体の長さと高剛性故に、床との振動の影響が出ているようです。

ここまでの結果をまとめると。

モデル名 床置き iPurifier DC2+
FMフィルター
Calma追加
AC-PA1 響き・残響が少なめでおとなしい音 響き・残響が増えて、臨場感が増す傾向
AC-PA3 響き・残響が多めで、少し派手目な音 響き・残響が減って、派手さが減る傾向
AC-PA4 響き・残響が多めだが、AC-PA3よりは大人しめな音 響き・残響が減って、リアル感が増す傾向
iPower Elite 15V 情報量が圧倒的に多く微細な音が聴こえつつ、残響や余韻も聞こえてくる 無駄な音がさらに減り、高純度な微細音、余韻、残響を浴びられる傾向 当たりの固さがなくなり、より自然な音になる傾向


やはり「アクティブ・ノイズキャンセリング強し」と言ったところですね。


ただ、このチェロの響きや演奏会場の残響はどの程度正解なのでしょうか?

そこで、Yoshii9に大理石製インシュレーターを追加して、再度試聴してみました。

大理石製インシュレーターは、スピーカーの振動が床に伝わる際、その振動を減衰することで、床からの帰り振動を低減するものです。
床の震えが減る方向なので、その上に立つスピーカー自体がより静止状態に近づき、劣化ロスが減る傾向です。

Yoshii9を大理石製インシュレーターに乗せて鳴らすと、まず音像の奥行き感が一気に増します。

そして、余韻や響きが伸びて、消え際が綺麗に消える傾向となります。

再現性を劣化させる要素が減って、より録音現場の音に近く方向ですね。

そのため、どのACアダプターでも余韻や残響が増える傾向となりました。


そこで、さらなるアップグレードとして、アンプをTIMEDOMAIN TA1000に替えて、再度試聴してみることに!

20210601_DC_08.jpg


その結果は。。。。


なんと、余韻や残響などの付帯音が一気に減りつつ、より弱い余韻や響きが至るところに増える傾向。


TA1000は、アルミ削り出し、かつ外観の角も丁寧にR加工することで、筐体を伝わる縦振動の反射を極力減らしたモデルです。
入力切り替えも省かれ、アンプ自体が加えてしまう音を極力減らすことで、音源に含まれていた弱い音をかき消すことなく、再生されるという、タイムドメイン社の由井啓之氏が妥協なく仕上げたアンプ!!

逆に言うと、YA-1アンプ自体が余計な音を加えていたと言うことです。

そのため、4種類のACアダプターを比較した際に付帯音が増えるのは、ACアダプターとしては「足を引っ張る要素が減った正しい改善方向である」と言うことでしょう。
TA1000という類稀な純度のアンプと最良の電源環境で再生することで、初めて明確になる訳です。

半端な道具環境や思い込みは、道を間違える罠になってしまいますね。

モデル名 大理石インシュレーター追加 TA1000アンプ
FMフィルター
AC-PA1 音像の奥行きが増し、余韻が伸びる傾向 余計な余韻が消え、微細な余韻や空気感が増す傾向
AC-PA3 音像の奥行きが増し、余韻が伸びる傾向 余計な余韻が消え、微細な余韻や空気感が増す傾向
AC-PA4 音像の奥行きが増し、余韻が伸びる傾向 余計な余韻が消え、微細な余韻や空気感が増す傾向
iPower Elite 15V 音像の奥行きが増し、余韻が伸びる傾向 余計な余韻が消え、より細かな情報や空気感が増す傾向
さらにiPurifierDC2+ FMケーブルを追加することで、無音も音粒の質感ももうワンランク上がる傾向



さてさて、今回の比較試聴を総まとめは、

(1)TIMEDOMAIN Yoshii9は、(標準アンプの付帯音)ー(足元ロス)で、それなりにバランスされた音!

(2)より純度の高い本来の音源の音を目指すなら、アクティブノイズキャンセリング電源と大理石製インシュレーターが必須!

(3)アンプをTA1000にすることで、別次元の純度でYoshii9を楽しめるように!

(4)さらに先の世界は、スピーカーの再生音域自体が広くなるYoshii9 MK2やmidTowerトカンテに!

という結果になりました。


これを機に最上級の再生環境を手に入れたいなら、TA1000はじめとしたアイテムをセットにした「Yoshii9 MK2ジェネローソ NERO」や「midTowerトカンテ NERO」を検討してみてはいかがでしょうか?



また手元のYoshii9を活かしてアップグレードをしたいなら、「TIMEDOMAIN TA1000 KIセット」。

ため息の出る最上級再生環境を目指すなら、ノイズフィルターをダブルでかける「TIMEDOMAIN TA1000 KIフルセット」をどうぞ。


ただし、TA1000は特別生産した在庫分しかありませんので、先着申込順となります。

売り切れ時はご容赦くださいませ。


上記以外のパターンや試聴について、お問い合わせください。

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