
Author:ki4_zou
アタラシもの&車好きのテクニカル・ライター。「伝える」と「伝わる」、「わかった喜び」を考えながら、日々テクニカル・コミュニケーション&タイムドメインスピーカーを手にしたチューニング・製品開発に精進しています。

「良感」って聞いた事がない言葉ですよね。
それもそのはず、何しろ勝手に作らせていただいた言葉ですから。
きっかけは、イタリア語の"simpatico"(aは`付)という言葉。
伊日辞書では「いいかんじ」になるのですが、巷で使われている「イー・カ・ン・ジ」とは、ちょっとニュアンスが違います。イタリア人は、見た目の善し悪しだけでなく、内面的な好感や親しみをこめて使っています。そんな言葉と「イー・カ・ン・ジ」を区別して使いたいと思い、「良感」と表現した次第です。
このブログでは、そんな好感や親しみの持てる言葉/話/物/人を取り上げて、人々に本当に役立つ話題や、世の中が朗らかになる話題を書き留めています。昨今殺伐とした社会生活が、少しでも明るくなり、人々が仲良く共生できるようになればと願っています。
※ブログページ内および記事中の商品名・写真には、広告バナーおよびアフィリエイトリンクを含んでいます。
それもそのはず、何しろ勝手に作らせていただいた言葉ですから。
きっかけは、イタリア語の"simpatico"(aは`付)という言葉。
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このブログでは、そんな好感や親しみの持てる言葉/話/物/人を取り上げて、人々に本当に役立つ話題や、世の中が朗らかになる話題を書き留めています。昨今殺伐とした社会生活が、少しでも明るくなり、人々が仲良く共生できるようになればと願っています。
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真空管アンプを現代の最新技術で仕上げた"iFi-Audio Retro STEREO 50"

従来の真空管アンプよりは格段に扱いやすく、Bluetooth無線接続も、DSDハイレゾ音源も、マルチフォノイコライザーまで搭載しているはいコストパフォーマンスなアンプです。
しかしながら、主要部の真空管ははやりヒーターで温度を上げて動作しているので、真空管の劣化がつきもの。
寿命には限りがあります。
試聴室の"iFi-Audio Retro STEREO 50"も2年以上が経ち、途中で保護回路が働いて音が出なくなったりすることが増えてきました。
その原因としては、やはり真空管が劣化してきているとのこと。
そこで、真空管の交換に挑戦してみました。
"iFi-Audio Retro STEREO 50"に使われている真空管は全部で6本。
iFi-Audioでは、真空管交換用のセットが用意されていました。

中身はこんな感じ。

交換作業用の布手袋も同梱されています。
というのも、真空管のようにガラスが熱くなるものは、脂が付くと寿命が短くなることがあるためです。
素手で触ると手の脂がついてしまうので、必ず手袋を着用して作業しましょう。
その他の油脂もつかないように気をつけてください。
さて、真空管は天板の真下にあります。

マイナーチェンジ後の"iFi-Audio Retro STEREO 50"は、この黒い網が磁石でついているだけなので、簡単に外して交換が可能。
しかし、試聴室のものは、旧型で、足のネジを外して、本体内部を引き出す必要がありました。

4つの足の真ん中にある六角ネジ(4mm)を外し、

フロントパネルを押し込むと、本体内部が後ろへ抜けます。

全体を引き出すと、木のフレームが無くなった状態に。

あとは、布手袋をして、一本ずつ真空管を抜いていきます。
少し硬いですが、基本的には真上に引き抜くだけ。
あまりひねったり、こじったりすると、真空管の端子がまがったり、破損したりしますので、慎重に作業します。
引き抜く力加減が一本わかれば、あとは難しくありません。

全部はずしたら、新しい真空管を1本ずつ嵌めていきます。
真空管の端子が底面に並んでいる中で、1箇所端子のない部分がありますので、それと、ソケット側の穴のない部分を目安に、慎重に差し込んでいきます。
このときも、あまり強い力でこじると破損の原因になりますので、慎重に力を加えて、奥まで差し込んでいきます。
外した真空管はこんな感じ。

ラベルがだいぶ焼けていますね。
小さい方はほとんど変色していませんが、大きい方はインクや紙が劣化してさわると崩れてきます。
さてさて、これで治ったのか?
電源を入れると、まだちょっと不安定なリレー音がしますが、音は途切れません。
レコードにして2枚目のA面を聴くころにはこなれてきて、音が途切れることもリレー音がカチカチなることもなくなりました。
やはり真空管が原因だったようです。
これで、またしばらくは真空管アンプが楽しめそうです。
なお、"iFi-Audio Retro STEREO 50"をお使いの方で、このキットを入手したい場合は、購入した販売店に問い合わせてください。(もし、並行輸入品や国内の保証書が無い場合は、サポートが受けられませんので、ご注意ください。)
アナログレコードでのタイムドメインスピーカー試聴は、「タイムドメインスピーカー雑司が谷試聴室」にて可能です。
試聴希望日時を試聴問い合わせフォームからお問い合わせください。
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従来の真空管アンプよりは格段に扱いやすく、Bluetooth無線接続も、DSDハイレゾ音源も、マルチフォノイコライザーまで搭載しているはいコストパフォーマンスなアンプです。
しかしながら、主要部の真空管ははやりヒーターで温度を上げて動作しているので、真空管の劣化がつきもの。
寿命には限りがあります。
試聴室の"iFi-Audio Retro STEREO 50"も2年以上が経ち、途中で保護回路が働いて音が出なくなったりすることが増えてきました。
その原因としては、やはり真空管が劣化してきているとのこと。
そこで、真空管の交換に挑戦してみました。
"iFi-Audio Retro STEREO 50"に使われている真空管は全部で6本。
iFi-Audioでは、真空管交換用のセットが用意されていました。

中身はこんな感じ。

交換作業用の布手袋も同梱されています。
というのも、真空管のようにガラスが熱くなるものは、脂が付くと寿命が短くなることがあるためです。
素手で触ると手の脂がついてしまうので、必ず手袋を着用して作業しましょう。
その他の油脂もつかないように気をつけてください。
さて、真空管は天板の真下にあります。

マイナーチェンジ後の"iFi-Audio Retro STEREO 50"は、この黒い網が磁石でついているだけなので、簡単に外して交換が可能。
しかし、試聴室のものは、旧型で、足のネジを外して、本体内部を引き出す必要がありました。

4つの足の真ん中にある六角ネジ(4mm)を外し、

フロントパネルを押し込むと、本体内部が後ろへ抜けます。

全体を引き出すと、木のフレームが無くなった状態に。

あとは、布手袋をして、一本ずつ真空管を抜いていきます。
少し硬いですが、基本的には真上に引き抜くだけ。
あまりひねったり、こじったりすると、真空管の端子がまがったり、破損したりしますので、慎重に作業します。
引き抜く力加減が一本わかれば、あとは難しくありません。

全部はずしたら、新しい真空管を1本ずつ嵌めていきます。
真空管の端子が底面に並んでいる中で、1箇所端子のない部分がありますので、それと、ソケット側の穴のない部分を目安に、慎重に差し込んでいきます。
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やはり真空管が原因だったようです。
これで、またしばらくは真空管アンプが楽しめそうです。
なお、"iFi-Audio Retro STEREO 50"をお使いの方で、このキットを入手したい場合は、購入した販売店に問い合わせてください。(もし、並行輸入品や国内の保証書が無い場合は、サポートが受けられませんので、ご注意ください。)
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