
Author:ki4_zou
アタラシもの&車好きのテクニカル・ライター。「伝える」と「伝わる」、「わかった喜び」を考えながら、日々テクニカル・コミュニケーション&タイムドメインスピーカーを手にしたチューニング・製品開発に精進しています。

「良感」って聞いた事がない言葉ですよね。
それもそのはず、何しろ勝手に作らせていただいた言葉ですから。
きっかけは、イタリア語の"simpatico"(aは`付)という言葉。
伊日辞書では「いいかんじ」になるのですが、巷で使われている「イー・カ・ン・ジ」とは、ちょっとニュアンスが違います。イタリア人は、見た目の善し悪しだけでなく、内面的な好感や親しみをこめて使っています。そんな言葉と「イー・カ・ン・ジ」を区別して使いたいと思い、「良感」と表現した次第です。
このブログでは、そんな好感や親しみの持てる言葉/話/物/人を取り上げて、人々に本当に役立つ話題や、世の中が朗らかになる話題を書き留めています。昨今殺伐とした社会生活が、少しでも明るくなり、人々が仲良く共生できるようになればと願っています。
※ブログページ内および記事中の商品名・写真には、広告バナーおよびアフィリエイトリンクを含んでいます。
それもそのはず、何しろ勝手に作らせていただいた言葉ですから。
きっかけは、イタリア語の"simpatico"(aは`付)という言葉。
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このブログでは、そんな好感や親しみの持てる言葉/話/物/人を取り上げて、人々に本当に役立つ話題や、世の中が朗らかになる話題を書き留めています。昨今殺伐とした社会生活が、少しでも明るくなり、人々が仲良く共生できるようになればと願っています。
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2017年5月1日(月)、カッパー・インフィニート タイムドメインスピーカー雑司が谷試聴室にて、タイムドメイン社社長でありタイムドメインスピーカー発明・開発者である由井啓之氏を迎え、「由井啓之氏と聴くTIMEDOMAIN Yoshii9 MK2&新アンプTA1000試聴懇談会」を開催しました。
スペースの都合上、人数限定で予約を受け付けたところ、僅か2日で満席という人気ぶり。
参加いただけなかった方には申し訳ございませんが、またの機会に是非ご応募いただきたいと思います。
当日急にこれなくなった方がいたので、満席ではありませんでしたが、由井社長の声が直接聴ける範囲で、質問も活発に出て、由井社長の豊富な経験話をお聞きいただけたかと思います。
カッパー・インフィニート試聴室としては、新旧のYoshii9&TA1000を中心に、43インチテレビと100インチスクリーンを併用したホームシアターセットをご用意しました。
その他、lightのKIチューンモデル試作品やタイムドメインラボ社のTIMEDOMAIN Lab i-Side SQ-13 Type R、midTower toccante 真空管アンプセットといった布陣で試聴会にのぞみます。

当日は、早めに着いたお客様から席が埋まり、15時過ぎに試聴会が始まりました。
簡単にKappa Infinitoの紹介の後、由井社長に御登壇いただき、タイムドメインの特徴を説明いただきました。
まずはチューバ・スキニーを聞きながら、タイムドメインスピーカーの音の特徴を紹介いただきました。
従来の理論との違いや、最初はそもそもインパルス応答が測定できなかったことなど、GS-1をはじめタイムドメインスピーカーが世に出るまでのさまざまな開発秘話をご披露いただきました。

続いては、従来のYoshii9、新製品Yoshii 9 MK2、そしてアンプTA1000それぞれの特徴を、ニコラス・アーンコートの「Ma Vlast」他の音源で、聴いていただきました。
その要約を以下のレビューにまとめてご紹介します。

「何も足さない、何も引かない」を理想とするタイムドメインスピーカーとして、理想の音は音源そのまま。
ですから、基本的な音は同じ音になります。
ただその純度は微妙に違いますので、全く同じ音というわけではなく、それぞれ特徴が出ます。
Yoshii9+YA1とYoshii9 MK2+YA2は基本的に同じ音ですが、スピーカーマウントの仕方がぎりぎりまで上に設定されたことで、旧Yoshii9では、スピーカーキャップを外して聴くというYoshii9マニアな聞き方が、Yoshii9 MK2では標準状態で聴けるということになります。その効果は、細かい音が着座位置まで届くこと。
レビューとしては、Yoshii9 Mk2の方が解像感が上がった印象です。
上記の動画では、演奏前の物音が聞こえるようになった感じです。
また、アンプの形状を角のないものにしたり、筒が太くなったことなど、数々の改良の成果として、音域が広がりました。
共振を使わないタイムドメインの低音は、よりクリアにすっきりした低音となり、曲全体のイメージがより豊かな印象に変わります。

続いて新タイムドメインアンプTIMEDOMAIN TA1000+Yoshii9 MK2との比較試聴レビュー。
まず全体的に音が減り、大人しくなった印象を受けます。
しかし、少し聴いてその音に慣れてくると、全体が静かになった上で微細な音や余韻が増え、表現力が豊かになっていることがわかります。
上記の動画では、冒頭の演奏前に聞こえた物音に質感が加わり、何の音だかわかる感じ。
これらの現象は、アンプ工程で加わっていた余計な音が大幅に減ったということ。
インプット切替の省略や、出力を必要最小限に絞ること、筐体の継ぎ目を極力少なくするアルミ削り出し筐体で振動モードをシンプル化することなど、さまざまな積み重ねでタイムドメイン最高峰のアンプが出来上がったということのようです。
これで、旧YA1と同じ15万円(税別)ですから、コストパフォーマンスはかなり向上したと言えるかと思います。
その後、参加者からの質問を交えて歓談が続き、最終的には4時間超える試聴懇談会となりました。
それぞれ参考になるものをお持ち帰りいただけたら幸いです。
最後に記念撮影し、今回の試聴懇談会は無事終了となりました。
京都からお越しいただいたタイムドメイン社由井社長と苅谷氏、タイムドメインテクノロジー社森田氏には、貴重な機会をいただいたころを改めて感謝致します。

なお、TIMEDOMAIN Yoshii9 MK2と新タイムドメインアンプ TIMEDOMAIN TA1000は、タイムドメインスピーカー雑司が谷試聴室にて、試聴可能です。
聴いてみたい方は、上記ページの試聴予約フォームからお問い合わせください。
休日も事前にご予約いただければ、試聴可能です。
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