
Author:ki4_zou
アタラシもの&車好きのテクニカル・ライター。「伝える」と「伝わる」、「わかった喜び」を考えながら、日々テクニカル・コミュニケーション&タイムドメインスピーカーを手にしたチューニング・製品開発に精進しています。

「良感」って聞いた事がない言葉ですよね。
それもそのはず、何しろ勝手に作らせていただいた言葉ですから。
きっかけは、イタリア語の"simpatico"(aは`付)という言葉。
伊日辞書では「いいかんじ」になるのですが、巷で使われている「イー・カ・ン・ジ」とは、ちょっとニュアンスが違います。イタリア人は、見た目の善し悪しだけでなく、内面的な好感や親しみをこめて使っています。そんな言葉と「イー・カ・ン・ジ」を区別して使いたいと思い、「良感」と表現した次第です。
このブログでは、そんな好感や親しみの持てる言葉/話/物/人を取り上げて、人々に本当に役立つ話題や、世の中が朗らかになる話題を書き留めています。昨今殺伐とした社会生活が、少しでも明るくなり、人々が仲良く共生できるようになればと願っています。
※ブログページ内および記事中の商品名・写真には、広告バナーおよびアフィリエイトリンクを含んでいます。
それもそのはず、何しろ勝手に作らせていただいた言葉ですから。
きっかけは、イタリア語の"simpatico"(aは`付)という言葉。
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このブログでは、そんな好感や親しみの持てる言葉/話/物/人を取り上げて、人々に本当に役立つ話題や、世の中が朗らかになる話題を書き留めています。昨今殺伐とした社会生活が、少しでも明るくなり、人々が仲良く共生できるようになればと願っています。
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最近、自転車による交通事故が増加し、特にブレーキなし自転車の問題が報道されています。
しかし、取材力が落ちたマスメディアは、自転車の種類や特性もわからずに報道しているようです。
それでは、何も社会が良くならない。
そこで、ブレーキ無し自転車問題について整理してみましたので、理解の一助にしてもらえればと思います。
>ブレーキ無し自転車とは
自転車の種類としては、「ピスト」と呼ばれる自転車です。
これは、競輪や自転車のトラック競技のように楕円トラックの中で使うための競技専用自転車。
車でいうと、F1やF3のようなレース場専用のレーシングカーに相当します。
特長は、とにかく軽く作られていること。
だから、ブレーキもギヤチェンジも、フリーホイールもありません。
では、どうやって止るかというと、タイヤとペダルが直結されていて、走る=ペダルが回る状態になっています。ペダルを止めようとすると車速も下がり、最終的にペダルを止めれば停止です。
しかし、無理に止めようとすると、後輪がロックし、たちまち転倒事故となります。
後輪をロックさせずにうまく止るには、「止るまでの距離」と「乗り手の高度な技量」が必須となります。
また、ギヤもレース用に50km/h以上出すのに適した大きなギヤ比が設定されています。
街で乗るには乗り出しが重く、一度スピードが出たら止り難いものになっています。
トラックレース場では何も不都合はありませんが、一般公道では問題だらけのものです。
たとえ、前後のブレーキを付けたところで、到底公共交通の流れに乗れるものではありません。
>自転車事故の増加について
一部の人とは言え、ブレーキ無しのピストだけでなくブレーキ付ピストも問題外でしょう。
そして、増えているという事故は、どちらかというと、ロードバイクやマウンテンバイク等の公道対応自転車の方が多いのではないでしょうか?
何しろ、高級で速い自転車に乗っている程、赤信号で止らず状況判断できていないこと自体がかっこわるい!
震災対応や健康のためと称して、自転車通勤や夜にツーリングしている人が急に増えました。
しかし、ほとんどママチャリ感覚で、信号を守らず歩道と車道を突っ切る無謀運転を多く目にします。
自転車は車道を走れば、立派な「車両」です。
当然、免許が無くても交通法規を遵守する義務があり、信号で止まり、通行帯を守ることが必要です。
何より、自転車や車、バイク、歩行者を尊重して、ぶつかること無く行き来することが、最低限のマナーと言えるでしょう。
そして、車道を走る時の意識の切り替えが出来ていない人が、事故の当事者になっているのではないかと思います。
確かに、日本の交通事情では、歴史的に自転車の権利はないがしろにされてきました。
「車道を通れ」と「歩道を通れ」が、年代によりころころ変わり、車道だけ、もしくは歩道だけを走って目的地に行ける道は結構少ないものです。
そのことが、自転車が車道と歩道を行ったり来たりして、どっち付かずの意識を育成してきたことは否めません。
しかし、一人前の社会人なら状況を考え、振る舞いを使い分けることは必要でしょう。
少なくとも、25km/h以上スピードの出る自転車に乗るときは、自分が「車両を運転している」と認識すべきです。
また、そのような大人の振る舞いを子供達は見ています。
ろくにルールも守らない大人が、子供に何を叱っても説得力は何もありません。
「最近の子供は」という言葉は、「最近の大人を見て真似している子供は」と言い換えてみましょう。
速い自転車だけでなく、ママチャリや歩行者として、もう一度ルールを守ることを考えるときではないでしょうか?
そして、守れないようなルールが設定されていたら、どんどん地域の公安委員会に意見して、守れるルールに改善させましょう。
よい社会は、一人ひとりの小さな振る舞いからですね。
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しかし、取材力が落ちたマスメディアは、自転車の種類や特性もわからずに報道しているようです。
それでは、何も社会が良くならない。
そこで、ブレーキ無し自転車問題について整理してみましたので、理解の一助にしてもらえればと思います。
>ブレーキ無し自転車とは
自転車の種類としては、「ピスト」と呼ばれる自転車です。
これは、競輪や自転車のトラック競技のように楕円トラックの中で使うための競技専用自転車。
車でいうと、F1やF3のようなレース場専用のレーシングカーに相当します。
特長は、とにかく軽く作られていること。
だから、ブレーキもギヤチェンジも、フリーホイールもありません。
では、どうやって止るかというと、タイヤとペダルが直結されていて、走る=ペダルが回る状態になっています。ペダルを止めようとすると車速も下がり、最終的にペダルを止めれば停止です。
しかし、無理に止めようとすると、後輪がロックし、たちまち転倒事故となります。
後輪をロックさせずにうまく止るには、「止るまでの距離」と「乗り手の高度な技量」が必須となります。
また、ギヤもレース用に50km/h以上出すのに適した大きなギヤ比が設定されています。
街で乗るには乗り出しが重く、一度スピードが出たら止り難いものになっています。
トラックレース場では何も不都合はありませんが、一般公道では問題だらけのものです。
たとえ、前後のブレーキを付けたところで、到底公共交通の流れに乗れるものではありません。
>自転車事故の増加について
一部の人とは言え、ブレーキ無しのピストだけでなくブレーキ付ピストも問題外でしょう。
そして、増えているという事故は、どちらかというと、ロードバイクやマウンテンバイク等の公道対応自転車の方が多いのではないでしょうか?
何しろ、高級で速い自転車に乗っている程、赤信号で止らず状況判断できていないこと自体がかっこわるい!
震災対応や健康のためと称して、自転車通勤や夜にツーリングしている人が急に増えました。
しかし、ほとんどママチャリ感覚で、信号を守らず歩道と車道を突っ切る無謀運転を多く目にします。
自転車は車道を走れば、立派な「車両」です。
当然、免許が無くても交通法規を遵守する義務があり、信号で止まり、通行帯を守ることが必要です。
何より、自転車や車、バイク、歩行者を尊重して、ぶつかること無く行き来することが、最低限のマナーと言えるでしょう。
そして、車道を走る時の意識の切り替えが出来ていない人が、事故の当事者になっているのではないかと思います。
確かに、日本の交通事情では、歴史的に自転車の権利はないがしろにされてきました。
「車道を通れ」と「歩道を通れ」が、年代によりころころ変わり、車道だけ、もしくは歩道だけを走って目的地に行ける道は結構少ないものです。
そのことが、自転車が車道と歩道を行ったり来たりして、どっち付かずの意識を育成してきたことは否めません。
しかし、一人前の社会人なら状況を考え、振る舞いを使い分けることは必要でしょう。
少なくとも、25km/h以上スピードの出る自転車に乗るときは、自分が「車両を運転している」と認識すべきです。
また、そのような大人の振る舞いを子供達は見ています。
ろくにルールも守らない大人が、子供に何を叱っても説得力は何もありません。
「最近の子供は」という言葉は、「最近の大人を見て真似している子供は」と言い換えてみましょう。
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