
Author:ki4_zou
アタラシもの&車好きのテクニカル・ライター。「伝える」と「伝わる」、「わかった喜び」を考えながら、日々テクニカル・コミュニケーション&タイムドメインスピーカーを手にしたチューニング・製品開発に精進しています。

「良感」って聞いた事がない言葉ですよね。
それもそのはず、何しろ勝手に作らせていただいた言葉ですから。
きっかけは、イタリア語の"simpatico"(aは`付)という言葉。
伊日辞書では「いいかんじ」になるのですが、巷で使われている「イー・カ・ン・ジ」とは、ちょっとニュアンスが違います。イタリア人は、見た目の善し悪しだけでなく、内面的な好感や親しみをこめて使っています。そんな言葉と「イー・カ・ン・ジ」を区別して使いたいと思い、「良感」と表現した次第です。
このブログでは、そんな好感や親しみの持てる言葉/話/物/人を取り上げて、人々に本当に役立つ話題や、世の中が朗らかになる話題を書き留めています。昨今殺伐とした社会生活が、少しでも明るくなり、人々が仲良く共生できるようになればと願っています。
※ブログページ内および記事中の商品名・写真には、広告バナーおよびアフィリエイトリンクを含んでいます。
それもそのはず、何しろ勝手に作らせていただいた言葉ですから。
きっかけは、イタリア語の"simpatico"(aは`付)という言葉。
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このブログでは、そんな好感や親しみの持てる言葉/話/物/人を取り上げて、人々に本当に役立つ話題や、世の中が朗らかになる話題を書き留めています。昨今殺伐とした社会生活が、少しでも明るくなり、人々が仲良く共生できるようになればと願っています。
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昨年、屋根にソーラー発電を設置し、発電を開始してから満一年。

それは、屋根の太陽光パネルから雪が落ちる音。
昨日、東京電力の検針があって、ちょうど丸一年となりました。
そこで、この一年のデータを集計してみました。
我が家のソーラーパネル発電能力は合計3.15kW。
屋根の東南西の3面に設置しています。
一年間の総発電量は3527kWで、そのうち売電量は1875kWでした。
売電量だけでは年約9万円なので、売電だけで元をとろうというのはまず無理な話です。
そこで、自己消費した分を足すと、年約22万円となりました。
これなら、10年で220万円ですね。
300万円くらいならペイする計算ができそうです。
新築戸建てならソーラー配線工事費が建築費と兼ねられるので、採算点まではだいぶ楽になるでしょう。
一方、わが家の場合、既築の戸建てにソーラーパネルを取り付けると、配線工事費が割高になるので、採算点が高くなってしまいます。
でも、各種補助金と10年以降の売電単価下げを考慮して、15年くらいで採算が獲れそうなので、ほっと一安心。
快適性向上+災害への備え(自家発電&飲料水備蓄)まで合わせると、当初の思惑からして、納得と言ったところです。
そこで、実際に導入してみた経験から注意点を上げてみました。
1)発電量は屋根の形状/向き次第
我が家の場合は、東南西向きですが、南面が狭い屋根形状です。
東と西面がある分、結構朝早くから薄暗くなるまで発電はしてくれます。
しかし、朝夕の光は弱いので、南面が広い屋根だったら、同じパネル数でもより多くの発電ができたと思います。
ソーラーは付ければ発電するのではなく、屋根の向きを十分考慮することが必要です。
2)発電量は天候次第
東京は、冬晴れの地域で、冬でも発電しますが、日本海側だと冬の発電は望めません。
すると、大雑把に言うと採算点までは倍近くの期間がかかることになるので、そもそもソーラー発電には向かないかもしれません。
導入前に、地域の天候の特性を十分検討することが必要です。
3)ソーラーパネルはなるべく発電量が多くなるように選ぶ
ソーラー発電は、パネル代よりも配線工事費の比率が高くなります。ですから、同じ配線工事代なら少しでも多くの発電量ができるように考慮すべきでしょう。それが後々の発電量や売電量に効いてきます。
メーカーにより発電効率やパネルサイズが微妙に違うので、屋根形状に対して一番発電量が多くなるメーカーのパネルを選ぶことが必要になります。だから、特定のメーカーのパネルしか扱わない業者だと、いろいろ制限が多いかもしれません。
4)オール電化は深夜電力利用が前提
ソーラー発電とともに、エコキュートとIHクッキングを導入しましたが、エコキュートの給湯により、電気消費量は莫大に増えました。しかし、沸き上げを深夜時間のみにしているため、電気代自体はそこそこ安く済んでいます。深夜電力の契約でなければ話にならないかもしれません。
また、オール電化による60Aの割安な基本料やオール電化機器割引が結構大きいので、半端にガスを残さなくて良かったと思いました。オール電化により初期投資額は増えてしまいますが、全光熱費の料金試算や快適性に対する価値観を考慮して、仕様を決めることが必要です。
まだまだこの先どんな気候になるかわからない21世紀の地球ですから、賭けの部分も多分にあります。
ソーラー発電を検討している方に、一つの例として参考になれば幸いです。
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それは、屋根の太陽光パネルから雪が落ちる音。
昨日、東京電力の検針があって、ちょうど丸一年となりました。
そこで、この一年のデータを集計してみました。
我が家のソーラーパネル発電能力は合計3.15kW。
屋根の東南西の3面に設置しています。
一年間の総発電量は3527kWで、そのうち売電量は1875kWでした。
売電量だけでは年約9万円なので、売電だけで元をとろうというのはまず無理な話です。
そこで、自己消費した分を足すと、年約22万円となりました。
これなら、10年で220万円ですね。
300万円くらいならペイする計算ができそうです。
新築戸建てならソーラー配線工事費が建築費と兼ねられるので、採算点まではだいぶ楽になるでしょう。
一方、わが家の場合、既築の戸建てにソーラーパネルを取り付けると、配線工事費が割高になるので、採算点が高くなってしまいます。
でも、各種補助金と10年以降の売電単価下げを考慮して、15年くらいで採算が獲れそうなので、ほっと一安心。
快適性向上+災害への備え(自家発電&飲料水備蓄)まで合わせると、当初の思惑からして、納得と言ったところです。
そこで、実際に導入してみた経験から注意点を上げてみました。
1)発電量は屋根の形状/向き次第
我が家の場合は、東南西向きですが、南面が狭い屋根形状です。
東と西面がある分、結構朝早くから薄暗くなるまで発電はしてくれます。
しかし、朝夕の光は弱いので、南面が広い屋根だったら、同じパネル数でもより多くの発電ができたと思います。
ソーラーは付ければ発電するのではなく、屋根の向きを十分考慮することが必要です。
2)発電量は天候次第
東京は、冬晴れの地域で、冬でも発電しますが、日本海側だと冬の発電は望めません。
すると、大雑把に言うと採算点までは倍近くの期間がかかることになるので、そもそもソーラー発電には向かないかもしれません。
導入前に、地域の天候の特性を十分検討することが必要です。
3)ソーラーパネルはなるべく発電量が多くなるように選ぶ
ソーラー発電は、パネル代よりも配線工事費の比率が高くなります。ですから、同じ配線工事代なら少しでも多くの発電量ができるように考慮すべきでしょう。それが後々の発電量や売電量に効いてきます。
メーカーにより発電効率やパネルサイズが微妙に違うので、屋根形状に対して一番発電量が多くなるメーカーのパネルを選ぶことが必要になります。だから、特定のメーカーのパネルしか扱わない業者だと、いろいろ制限が多いかもしれません。
4)オール電化は深夜電力利用が前提
ソーラー発電とともに、エコキュートとIHクッキングを導入しましたが、エコキュートの給湯により、電気消費量は莫大に増えました。しかし、沸き上げを深夜時間のみにしているため、電気代自体はそこそこ安く済んでいます。深夜電力の契約でなければ話にならないかもしれません。
また、オール電化による60Aの割安な基本料やオール電化機器割引が結構大きいので、半端にガスを残さなくて良かったと思いました。オール電化により初期投資額は増えてしまいますが、全光熱費の料金試算や快適性に対する価値観を考慮して、仕様を決めることが必要です。
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