
Author:ki4_zou
アタラシもの&車好きのテクニカル・ライター。「伝える」と「伝わる」、「わかった喜び」を考えながら、日々テクニカル・コミュニケーション&タイムドメインスピーカーを手にしたチューニング・製品開発に精進しています。

「良感」って聞いた事がない言葉ですよね。
それもそのはず、何しろ勝手に作らせていただいた言葉ですから。
きっかけは、イタリア語の"simpatico"(aは`付)という言葉。
伊日辞書では「いいかんじ」になるのですが、巷で使われている「イー・カ・ン・ジ」とは、ちょっとニュアンスが違います。イタリア人は、見た目の善し悪しだけでなく、内面的な好感や親しみをこめて使っています。そんな言葉と「イー・カ・ン・ジ」を区別して使いたいと思い、「良感」と表現した次第です。
このブログでは、そんな好感や親しみの持てる言葉/話/物/人を取り上げて、人々に本当に役立つ話題や、世の中が朗らかになる話題を書き留めています。昨今殺伐とした社会生活が、少しでも明るくなり、人々が仲良く共生できるようになればと願っています。
※ブログページ内および記事中の商品名・写真には、広告バナーおよびアフィリエイトリンクを含んでいます。
それもそのはず、何しろ勝手に作らせていただいた言葉ですから。
きっかけは、イタリア語の"simpatico"(aは`付)という言葉。
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このブログでは、そんな好感や親しみの持てる言葉/話/物/人を取り上げて、人々に本当に役立つ話題や、世の中が朗らかになる話題を書き留めています。昨今殺伐とした社会生活が、少しでも明るくなり、人々が仲良く共生できるようになればと願っています。
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2011年は、ぐるーぽんのおせち問題で明けました。
早々に返金&社長辞任で収拾をはかったものの、まだまだ問題が尾を引いています。
彼のほりえもんは早々に、”もう対処したのだからいじめるな”みたいな発言をしていましたね。
きっと、新しい事をやる人がいじめられているのが、癪に障るのでしょうね。
でも、アメリカで流行るものは、みな正しいと思い込む、あさはかさ/器のサイズが出ているだけのように思いました。
日本の社会が素直に許せないのは、ぐるーぽんビジネスの構造的な問題が顕著に出たからではないでしょうか?
その1つ目は、運営会社側と出店会社側の思惑の違い。
運営会社側は広告費と割り切って全部持ち出しでやるだろうというスタンス。
しかし、出店側は実際材料費や人件費などの実費がかかるわけで、当然採算も考える。
そこで、提供する商材の質に大きなバラツキや行き違いが出てくることです。
2つ目は、高額な運営会社側の手数料。
相手の採算を無視する運営会社側は、無理な割引率を誘導しているように思います。
そして、手数料が高額なだけに、出店者側のキャパ以上の数量を営業しているのではないでしょうか?
出店者側は広告費と思えば余計な費用は出したくないわけで、でも運営会社はとにかく数量を上積みしたい。
今回のおせち問題も、当初の数量100を守っていたら、こんなことにならなかったように思います。
しかし、完売の早さから当初の4倍も上乗せし、その営業過程で出店者側が収益額に目がくらんで、持ち出しの広告費であることを忘れてしまったために、起こったような気がします。
3つ目は、消費者の反応。
「新規顧客を集めるための新しい広告メディア」のつもりが、実際はリピーターが利用するだけだったり、激安目的の客しか来ず、リピーター顧客の獲得には至っていない現実があります。
というのも、実績のあるお店はこんなことをやる必要はないわけで、やっているお店は実績のないお店である確立が高い訳です。
結局、双方の「誠実」を担保するものが何もなく、賢い消費者が警戒しつつ、確実なものだけ利用しているというの実際のようです。
このまま逝くと、商品に自信のあるお店は企業価値を下げないためには、出店を取り止める方向になるでしょう。
そして出店する店は、高い割引率でも採算が取れる、ふっかけ定価の店の濃度がさらに濃くなっていくことになります。
すなわち、ぐるーぽんビジネスは既に終わっていると...。
だって、原価持ち出しで商品を出していたら、真面目なお店がたかる客に肉を食いちぎられて骨が残るだけですからね。
消費者も、これを機に、割引率の数字に飛びつくのではなく、価値ある商品やサービスには定価であっても、ちゃんと対価を払う判断力を養うべきではないでしょうか?
きっと、そういうお店は、出した金額以上の満足が得られると思います。
そして、そこそこの商品はそれなりの割引率を見切って買う、もしくは価値ある中古品を利用する。
そうすれば、質の良い職人や日本の会社が残っていけるような社会になるでしょう。
そして、そこにぐるーぽんビジネスのようなものの居る場はない。
でも、もしこういう消費者のレベルアップに繋がれば、一時的なぐるーぽんビジネスも社会貢献にはなるかもしれませんね。
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早々に返金&社長辞任で収拾をはかったものの、まだまだ問題が尾を引いています。
彼のほりえもんは早々に、”もう対処したのだからいじめるな”みたいな発言をしていましたね。
きっと、新しい事をやる人がいじめられているのが、癪に障るのでしょうね。
でも、アメリカで流行るものは、みな正しいと思い込む、あさはかさ/器のサイズが出ているだけのように思いました。
日本の社会が素直に許せないのは、ぐるーぽんビジネスの構造的な問題が顕著に出たからではないでしょうか?
その1つ目は、運営会社側と出店会社側の思惑の違い。
運営会社側は広告費と割り切って全部持ち出しでやるだろうというスタンス。
しかし、出店側は実際材料費や人件費などの実費がかかるわけで、当然採算も考える。
そこで、提供する商材の質に大きなバラツキや行き違いが出てくることです。
2つ目は、高額な運営会社側の手数料。
相手の採算を無視する運営会社側は、無理な割引率を誘導しているように思います。
そして、手数料が高額なだけに、出店者側のキャパ以上の数量を営業しているのではないでしょうか?
出店者側は広告費と思えば余計な費用は出したくないわけで、でも運営会社はとにかく数量を上積みしたい。
今回のおせち問題も、当初の数量100を守っていたら、こんなことにならなかったように思います。
しかし、完売の早さから当初の4倍も上乗せし、その営業過程で出店者側が収益額に目がくらんで、持ち出しの広告費であることを忘れてしまったために、起こったような気がします。
3つ目は、消費者の反応。
「新規顧客を集めるための新しい広告メディア」のつもりが、実際はリピーターが利用するだけだったり、激安目的の客しか来ず、リピーター顧客の獲得には至っていない現実があります。
というのも、実績のあるお店はこんなことをやる必要はないわけで、やっているお店は実績のないお店である確立が高い訳です。
結局、双方の「誠実」を担保するものが何もなく、賢い消費者が警戒しつつ、確実なものだけ利用しているというの実際のようです。
このまま逝くと、商品に自信のあるお店は企業価値を下げないためには、出店を取り止める方向になるでしょう。
そして出店する店は、高い割引率でも採算が取れる、ふっかけ定価の店の濃度がさらに濃くなっていくことになります。
すなわち、ぐるーぽんビジネスは既に終わっていると...。
だって、原価持ち出しで商品を出していたら、真面目なお店がたかる客に肉を食いちぎられて骨が残るだけですからね。
消費者も、これを機に、割引率の数字に飛びつくのではなく、価値ある商品やサービスには定価であっても、ちゃんと対価を払う判断力を養うべきではないでしょうか?
きっと、そういうお店は、出した金額以上の満足が得られると思います。
そして、そこそこの商品はそれなりの割引率を見切って買う、もしくは価値ある中古品を利用する。
そうすれば、質の良い職人や日本の会社が残っていけるような社会になるでしょう。
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