
Author:ki4_zou
アタラシもの&車好きのテクニカル・ライター。「伝える」と「伝わる」、「わかった喜び」を考えながら、日々テクニカル・コミュニケーション&タイムドメインスピーカーを手にしたチューニング・製品開発に精進しています。

「良感」って聞いた事がない言葉ですよね。
それもそのはず、何しろ勝手に作らせていただいた言葉ですから。
きっかけは、イタリア語の"simpatico"(aは`付)という言葉。
伊日辞書では「いいかんじ」になるのですが、巷で使われている「イー・カ・ン・ジ」とは、ちょっとニュアンスが違います。イタリア人は、見た目の善し悪しだけでなく、内面的な好感や親しみをこめて使っています。そんな言葉と「イー・カ・ン・ジ」を区別して使いたいと思い、「良感」と表現した次第です。
このブログでは、そんな好感や親しみの持てる言葉/話/物/人を取り上げて、人々に本当に役立つ話題や、世の中が朗らかになる話題を書き留めています。昨今殺伐とした社会生活が、少しでも明るくなり、人々が仲良く共生できるようになればと願っています。
※ブログページ内および記事中の商品名・写真には、広告バナーおよびアフィリエイトリンクを含んでいます。
それもそのはず、何しろ勝手に作らせていただいた言葉ですから。
きっかけは、イタリア語の"simpatico"(aは`付)という言葉。
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このブログでは、そんな好感や親しみの持てる言葉/話/物/人を取り上げて、人々に本当に役立つ話題や、世の中が朗らかになる話題を書き留めています。昨今殺伐とした社会生活が、少しでも明るくなり、人々が仲良く共生できるようになればと願っています。
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11/13~11/15の間、東京・秋葉原で開催されている「音展」に行ってきました。
「音展」は、主に国内のオーディオ機器メーカーが集まるAVフェアで、秋葉原のUDXビル2Fと富士ソフトビル4~7Fの2会場で開催されています。

富士ソフトビルには主に試聴室が並び、各出展者毎に定時または随時試聴会やデモンストレーションが粛々と行われています。
UDXビルの方は、見本市のようにそこらじゅうでスピーカーが鳴り、かなり賑やかな会場です。
今日は、富士ソフトビル5Fで行われていた富士通テン ECLIPSEの試聴室で、タイムドメインスピーカーの最高峰TD712ZMk2を試聴してきました。
イクリプスのTD712Mk2は、タイムドメインYoshii9よりも大きい12cmユニットを使っており、その実力には大変興味がありました。

初めて聴くTD712ZMk2は、タイムドメインらしいクリアな音。
音がスピーカーではなく間から聞こえてくるのもタイムドメインらしい音で、音量も上げてもクリアさは変わりません。
ただし、あまり大きい音だと、部屋の反響音が邪魔して、タイムドメインらしいクリアさは聴きづらくなりました。(隣の部屋の重低音も響いていたし)
また、「トップエンド」という言葉では適切な表現ではないかもしれませんが、レスポンスの最高解像性能の部分では、
Yoshii9や
light程の高解像音は出ていない感じでした。
具体的には、コントラバスの低音は出ていましたが、弦を擦る音とかコントラバスの箱内で弾いた後に残る残響音、奏者の息遣い、現場の空気感など、本当に極細かい部分の音が聴き取りにくいため、臨場感はYoshii9に一歩譲ると言ったところです。(もちろん従来方式のスピーカーよりは、TD712ZMk2の方が数段優れている思いますが。)
ん~、12cmではユニットが大き過ぎなんでしょうかね。
タイムドメイン理論では、スピーカーのレスポンスが命なので、コーン重量や剛性(耐たわみ)、空気抵抗など物理的に大口径化の実現が難しい部分です。
一組60万円前後の同価格帯スピーカーと比べれば、音像感は明らかに優れていますが、従来オーディオのハイエンド(200万円以上クラス)スピーカーと比べると、その差はわかりづらいかも知れません。
防音のオーディオルームがあるなら、TD712Mk2で音量を上げて生音空間に浸るのも心地良さそうです。
普通のリビングで、音量よりも音そのものを楽しむなら
Yoshii9や
lightの方が向いているのではないでしょうか。
さて、TD712ZMk2とともにTD725swというサブウーファーのデモンストレーションも聴かせていただきました。
TD725swは、20~40Hzという極低音を補強できるサブウーファーとのことです。
実際に鳴らすと、TD712ZMk2の低音部分が若干伸びた感じでした。
ただ、音が足される分、低音の音量バランスが大きくなるのと、音の発生源が複数スピーカーになるが故に、低音部分のクリアさは明らかに落ちてしまっていました。
ホームシアターに映画館の迫力が欲しい人にはTD712ZMk2+TD725swはいいと思いますが、ピュアな音を楽しみたいなら、TD712ZMk2だけの方がクリアで良い音質と思いました。(あくまで筆者の主観ですが。)
まあ、そもそも重低音の迫力が好きな人には、決してタイムドメインスピーカーをお勧めしませんけどね。
もう一つ、6Fのレストルームで3D音響のデモンストレーションを聴いてきました。
こちらは、楽器毎に収録した音を、12chで再生するというもの。
舞台上の奏者の位置に、12本のスピーカーが並んでいるので、なるほど奏者の位置までわかる音像感が再現されていました。
1本のスピーカーは正12面体のようになっていて、スピーカーがあらゆる方向についていましたから、ようするに無指向性スピーカーを使いたかったのだと思います。
ここまでやれば確かに再現されますし、原音再生という目標とその努力は素晴らしいと思います。
ただ、2chで同等に再現してしまう
Yoshii9とは、費用対効果を比べるまでもありませんよね。
改めてタイムドメインYoshii9の実力をいろいろと確認することができました。

さて、「音展」は、明日(11/15)が最終日です。
興味のある方は、行かれてはいかがでしょうか?
ブース数はあまり多くないので、それ程時間はかからないと思います。
もし興味があるスピーカーがあれば、富士ソフトビルの方の試聴室を回る方をお勧めします。
タイムドメインスピーカーの購入は、こちら。
今なら、備考欄に「良感さがし」とご記入いただければ、
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「音展」は、主に国内のオーディオ機器メーカーが集まるAVフェアで、秋葉原のUDXビル2Fと富士ソフトビル4~7Fの2会場で開催されています。

UDXビルの方は、見本市のようにそこらじゅうでスピーカーが鳴り、かなり賑やかな会場です。
今日は、富士ソフトビル5Fで行われていた富士通テン ECLIPSEの試聴室で、タイムドメインスピーカーの最高峰TD712ZMk2を試聴してきました。
イクリプスのTD712Mk2は、タイムドメインYoshii9よりも大きい12cmユニットを使っており、その実力には大変興味がありました。

初めて聴くTD712ZMk2は、タイムドメインらしいクリアな音。
音がスピーカーではなく間から聞こえてくるのもタイムドメインらしい音で、音量も上げてもクリアさは変わりません。
ただし、あまり大きい音だと、部屋の反響音が邪魔して、タイムドメインらしいクリアさは聴きづらくなりました。(隣の部屋の重低音も響いていたし)
また、「トップエンド」という言葉では適切な表現ではないかもしれませんが、レスポンスの最高解像性能の部分では、


具体的には、コントラバスの低音は出ていましたが、弦を擦る音とかコントラバスの箱内で弾いた後に残る残響音、奏者の息遣い、現場の空気感など、本当に極細かい部分の音が聴き取りにくいため、臨場感はYoshii9に一歩譲ると言ったところです。(もちろん従来方式のスピーカーよりは、TD712ZMk2の方が数段優れている思いますが。)
ん~、12cmではユニットが大き過ぎなんでしょうかね。
タイムドメイン理論では、スピーカーのレスポンスが命なので、コーン重量や剛性(耐たわみ)、空気抵抗など物理的に大口径化の実現が難しい部分です。
一組60万円前後の同価格帯スピーカーと比べれば、音像感は明らかに優れていますが、従来オーディオのハイエンド(200万円以上クラス)スピーカーと比べると、その差はわかりづらいかも知れません。
防音のオーディオルームがあるなら、TD712Mk2で音量を上げて生音空間に浸るのも心地良さそうです。
普通のリビングで、音量よりも音そのものを楽しむなら


さて、TD712ZMk2とともにTD725swというサブウーファーのデモンストレーションも聴かせていただきました。
TD725swは、20~40Hzという極低音を補強できるサブウーファーとのことです。
実際に鳴らすと、TD712ZMk2の低音部分が若干伸びた感じでした。
ただ、音が足される分、低音の音量バランスが大きくなるのと、音の発生源が複数スピーカーになるが故に、低音部分のクリアさは明らかに落ちてしまっていました。
ホームシアターに映画館の迫力が欲しい人にはTD712ZMk2+TD725swはいいと思いますが、ピュアな音を楽しみたいなら、TD712ZMk2だけの方がクリアで良い音質と思いました。(あくまで筆者の主観ですが。)
まあ、そもそも重低音の迫力が好きな人には、決してタイムドメインスピーカーをお勧めしませんけどね。
もう一つ、6Fのレストルームで3D音響のデモンストレーションを聴いてきました。
こちらは、楽器毎に収録した音を、12chで再生するというもの。
舞台上の奏者の位置に、12本のスピーカーが並んでいるので、なるほど奏者の位置までわかる音像感が再現されていました。
1本のスピーカーは正12面体のようになっていて、スピーカーがあらゆる方向についていましたから、ようするに無指向性スピーカーを使いたかったのだと思います。
ここまでやれば確かに再現されますし、原音再生という目標とその努力は素晴らしいと思います。
ただ、2chで同等に再現してしまう

改めてタイムドメインYoshii9の実力をいろいろと確認することができました。

さて、「音展」は、明日(11/15)が最終日です。
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