
Author:ki4_zou
アタラシもの&車好きのテクニカル・ライター。「伝える」と「伝わる」、「わかった喜び」を考えながら、日々テクニカル・コミュニケーション&タイムドメインスピーカーを手にしたチューニング・製品開発に精進しています。

「良感」って聞いた事がない言葉ですよね。
それもそのはず、何しろ勝手に作らせていただいた言葉ですから。
きっかけは、イタリア語の"simpatico"(aは`付)という言葉。
伊日辞書では「いいかんじ」になるのですが、巷で使われている「イー・カ・ン・ジ」とは、ちょっとニュアンスが違います。イタリア人は、見た目の善し悪しだけでなく、内面的な好感や親しみをこめて使っています。そんな言葉と「イー・カ・ン・ジ」を区別して使いたいと思い、「良感」と表現した次第です。
このブログでは、そんな好感や親しみの持てる言葉/話/物/人を取り上げて、人々に本当に役立つ話題や、世の中が朗らかになる話題を書き留めています。昨今殺伐とした社会生活が、少しでも明るくなり、人々が仲良く共生できるようになればと願っています。
※ブログページ内および記事中の商品名・写真には、広告バナーおよびアフィリエイトリンクを含んでいます。
それもそのはず、何しろ勝手に作らせていただいた言葉ですから。
きっかけは、イタリア語の"simpatico"(aは`付)という言葉。
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このブログでは、そんな好感や親しみの持てる言葉/話/物/人を取り上げて、人々に本当に役立つ話題や、世の中が朗らかになる話題を書き留めています。昨今殺伐とした社会生活が、少しでも明るくなり、人々が仲良く共生できるようになればと願っています。
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もう街を走っているのをよく見かけるようになったインサイト。
最近、インサイトに試乗する機会があり、約1時間くらい乗ってきました。
そのミニ試乗記です。
グレードは、189万円のGにメーカーオプションのインターナビが付いた約223万円の車です。
まずは、運転席に座った第1印象。
見た目より着座位置が低く、昔のワンダーシビック(EA)~ミラクルシビック(EK9)時代のような、その気にさせるドラポジです。
当時のシビックよりは、若干フロントウィンドウ下端が高く、幅が狭く感じて取り回しがしやすいように思いました。
プリウスと一番違うのは、フロントピラー周りの視界です。
新型でも大きな死角があるプリウスに対して、インサイトは三角窓が有効で、フロント~三角窓~サイドウィンドウの死角が最小限。運転していて安心感があります。
低い位置に座るためか、見た目より頭上空間が広く、前席は問題ない広さです。
どちらかというと、シートを立てて乗るドラポジですが、頭上には拳一個以上の空間が残ります。
後席の頭上空間は狭め。背の高い人を乗せるのは苦しいかもしれません。
子供や背の低い人なら問題ないでしょう。チャイルドシートに乗った子供からは、特に苦情は無く、終始ご機嫌でした。
また、ハードトップセダンのような頭に日が当たって暑いようなことはなく、しっかり屋根の下に快適な空間が確保されているので、子供を乗せていても安心です。
さて、イグニッションをオンにすると目に飛び込んでくるのが、葉っぱ。

これは、エコ運転度を表すインジケータで、エコ運転の評価が表示されます。
その気になったドライバーは、スピードではなく、葉っぱを増やすことにその気になるというわけです。
では、実際に走ってみた感想ですが。
まず、足回りは少し硬めで、路面の凹凸を伝えてきます。
普段の愛車ステップワゴン(RG1)の足がしなやかに思えてきました。
ただ、乗っていられない程硬いわけではなく、大衆車クラスのトーションビームサスで、ある程度走りをしっかりさせた、いかにもホンダっぽい乗り味といったところでしょうか。
ステアリングは軽めですが、反応は適度にシャープで、思い通りに曲がってくれます。
加速減速もハイブリットのくせは特に感じず、CVTの変速感に慣れれば問題ないでしょう。
回生ブレーキによる充電は、アクセルオフだけではほとんど充電しないようです。(当然か!)
全く余計なテクニックですが、電気をためるには止まる時に意識的にブレーキを踏む必要があるようです。ブレーキランプが付く程度に軽く踏めば、回生ブレーキの抵抗がエンジンブレーキのように使えそうです。
さて、何より感心したのは、アイドルストップ機能。
赤信号でフットブレーキを踏みながら止まると、完全停止する前にエンジンが止まります。
ちょうど車が停止した時には、車内が静寂の空間になります。
さて発進というときは、フットブレーキを緩めた瞬間にエンジンが再始動。
アクセルを踏むころには、アイドルストップがなかったかのように、普通に発進できます。
ほんの一瞬のことですが、そのタッチが絶妙な制御ロジックで、これはすぐにでもステップワゴンにほしいと思いました。
(と思っていたら、マツダ ビアンテに今度付くそうですね。ホンダさん頑張って!)
ただ、信号でサイドブレーキを引いてフットブレーキを離して待つタイプのドライバーは、アイドルストップ機能のロジックが合わないかもしれませんね。
インサイトはエアコンを使うとこのアイドルストップ機能があまり作動しないと、雑誌等で聞いていましたが、実際エアコンつけっぱなしで使っても、結構アイドルストップしてくれました。
ほとんどの停止でアイドルストップが作動し、長い信号待ちでは途中でエンジンがかかり、エアコンのコンプレッサーが作動すると言った感じです。
もう一つ感心したのは、スピードメーターで光るエコ運転表示。
あの青~緑に変わるやつです。
一見派手なギミックの様に見えますが、実際運転してみると、とてもいいユーザーインターフェースです。
文字情報を読むのではなく、周辺視野でアクセルの踏み具合を知ることができるので、いろいろな情報を見なければいけないドライバーにとって、一番負担の少ない情報の伝え方と思いました。
そして、アクセルの踏み加減を潜在意識に訴えてくるので、自然とエコ運転の意識が高まるような気がします。
このコーチング/ティーチング機能は、途中から開発を始め、短期間で仕上げたそうですが、なかなか奥が深い、良感な機能と思いました。
さて、運転していると、あの葉っぱが段々増えてきました。
単純に、うれしいものです。
内装や乗り味的に、プリウスの方が格上ですが、運転する楽しさはインサイトの方が格上ではないかと実感しました。
両車は元々違うクラスの車で、何を車に求めるかで自ずと選択は決まると思いますが、プリウスとインサイトを混同している人は、是非一度試乗することをお勧めします。
特に一般の新聞やテレビ報道は、プリウスとインサイトを混同した記事も多々見かけますので、それらの情報よりは実車を運転して実感することが、検討の第一歩として必要と思います。
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最近、インサイトに試乗する機会があり、約1時間くらい乗ってきました。
そのミニ試乗記です。
グレードは、189万円のGにメーカーオプションのインターナビが付いた約223万円の車です。

見た目より着座位置が低く、昔のワンダーシビック(EA)~ミラクルシビック(EK9)時代のような、その気にさせるドラポジです。
当時のシビックよりは、若干フロントウィンドウ下端が高く、幅が狭く感じて取り回しがしやすいように思いました。
プリウスと一番違うのは、フロントピラー周りの視界です。
新型でも大きな死角があるプリウスに対して、インサイトは三角窓が有効で、フロント~三角窓~サイドウィンドウの死角が最小限。運転していて安心感があります。
低い位置に座るためか、見た目より頭上空間が広く、前席は問題ない広さです。
どちらかというと、シートを立てて乗るドラポジですが、頭上には拳一個以上の空間が残ります。
後席の頭上空間は狭め。背の高い人を乗せるのは苦しいかもしれません。
子供や背の低い人なら問題ないでしょう。チャイルドシートに乗った子供からは、特に苦情は無く、終始ご機嫌でした。
また、ハードトップセダンのような頭に日が当たって暑いようなことはなく、しっかり屋根の下に快適な空間が確保されているので、子供を乗せていても安心です。
さて、イグニッションをオンにすると目に飛び込んでくるのが、葉っぱ。

これは、エコ運転度を表すインジケータで、エコ運転の評価が表示されます。
その気になったドライバーは、スピードではなく、葉っぱを増やすことにその気になるというわけです。
では、実際に走ってみた感想ですが。
まず、足回りは少し硬めで、路面の凹凸を伝えてきます。
普段の愛車ステップワゴン(RG1)の足がしなやかに思えてきました。
ただ、乗っていられない程硬いわけではなく、大衆車クラスのトーションビームサスで、ある程度走りをしっかりさせた、いかにもホンダっぽい乗り味といったところでしょうか。
ステアリングは軽めですが、反応は適度にシャープで、思い通りに曲がってくれます。
加速減速もハイブリットのくせは特に感じず、CVTの変速感に慣れれば問題ないでしょう。
回生ブレーキによる充電は、アクセルオフだけではほとんど充電しないようです。(当然か!)
全く余計なテクニックですが、電気をためるには止まる時に意識的にブレーキを踏む必要があるようです。ブレーキランプが付く程度に軽く踏めば、回生ブレーキの抵抗がエンジンブレーキのように使えそうです。
さて、何より感心したのは、アイドルストップ機能。
赤信号でフットブレーキを踏みながら止まると、完全停止する前にエンジンが止まります。
ちょうど車が停止した時には、車内が静寂の空間になります。
さて発進というときは、フットブレーキを緩めた瞬間にエンジンが再始動。
アクセルを踏むころには、アイドルストップがなかったかのように、普通に発進できます。
ほんの一瞬のことですが、そのタッチが絶妙な制御ロジックで、これはすぐにでもステップワゴンにほしいと思いました。
(と思っていたら、マツダ ビアンテに今度付くそうですね。ホンダさん頑張って!)
ただ、信号でサイドブレーキを引いてフットブレーキを離して待つタイプのドライバーは、アイドルストップ機能のロジックが合わないかもしれませんね。
インサイトはエアコンを使うとこのアイドルストップ機能があまり作動しないと、雑誌等で聞いていましたが、実際エアコンつけっぱなしで使っても、結構アイドルストップしてくれました。
ほとんどの停止でアイドルストップが作動し、長い信号待ちでは途中でエンジンがかかり、エアコンのコンプレッサーが作動すると言った感じです。
もう一つ感心したのは、スピードメーターで光るエコ運転表示。
あの青~緑に変わるやつです。
一見派手なギミックの様に見えますが、実際運転してみると、とてもいいユーザーインターフェースです。
文字情報を読むのではなく、周辺視野でアクセルの踏み具合を知ることができるので、いろいろな情報を見なければいけないドライバーにとって、一番負担の少ない情報の伝え方と思いました。
そして、アクセルの踏み加減を潜在意識に訴えてくるので、自然とエコ運転の意識が高まるような気がします。
このコーチング/ティーチング機能は、途中から開発を始め、短期間で仕上げたそうですが、なかなか奥が深い、良感な機能と思いました。
さて、運転していると、あの葉っぱが段々増えてきました。
単純に、うれしいものです。
内装や乗り味的に、プリウスの方が格上ですが、運転する楽しさはインサイトの方が格上ではないかと実感しました。
両車は元々違うクラスの車で、何を車に求めるかで自ずと選択は決まると思いますが、プリウスとインサイトを混同している人は、是非一度試乗することをお勧めします。
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