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良 感 探 訪!
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プロフィール

ki4_zou

Author:ki4_zou
アタラシもの&車好きのテクニカル・ライター。「伝える」と「伝わる」、「わかった喜び」を考えながら、日々テクニカル・コミュニケーション&タイムドメインスピーカーを手にしたチューニング・製品開発に精進しています。

良感ってなに?
「良感」って聞いた事がない言葉ですよね。
それもそのはず、何しろ勝手に作らせていただいた言葉ですから。

きっかけは、イタリア語の"simpatico"(aは`付)という言葉。
伊日辞書では「いいかんじ」になるのですが、巷で使われている「イー・カ・ン・ジ」とは、ちょっとニュアンスが違います。イタリア人は、見た目の善し悪しだけでなく、内面的な好感や親しみをこめて使っています。そんな言葉と「イー・カ・ン・ジ」を区別して使いたいと思い、「良感」と表現した次第です。

このブログでは、そんな好感や親しみの持てる言葉/話/物/人を取り上げて、人々に本当に役立つ話題や、世の中が朗らかになる話題を書き留めています。昨今殺伐とした社会生活が、少しでも明るくなり、人々が仲良く共生できるようになればと願っています。
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2017/4/18〜21にTOWER RECORD ONLINEでポイント12倍セール開催!!
アナログオーディオフェア2018に行ってきました
2018年6月9日~10日に東京・秋葉原の損保快感で開催された「アナログオーディオフェア 2018」に行ってきました。

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アナログ・オーディオ・フェアは、レコード再生関連の業者が一同に会する展示会です。レコードプレーヤや真空管アンプ、アクセサリー、中古レコード屋さん並び、ヘッドフォン祭りよりだいぶ年齢層の高い方々で大盛況でした。




今回の目的は、TIENから発表される新製品TT5と、生島氏&石黒氏の試聴&トーク「JazzとEQカーブの危険な関係」。
濃い内容が休憩なしで続きます。
というか、今回のトップウィング・サイバーサウンド・グループブースは、イベントが目白押しで、他のブースに一歩も出れずに終わりそうな山盛り状態。

今回は時間の都合上、2つに絞っての参加です。

まずは、トップウィング・サイバーサウンド・グループを率いる佐々木原氏の挨拶。

でもこの目白押しイベントのせいか、これまで最短の時間でした。

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さて早速本題のTien Audio TT5発表会が始まりました。

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Tien Audio社代表ジェフ・ティエン氏が来日され、直接説明してくれました。

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TT5は、昨年発売のTT3に台座兼トルクコントローラーを加えた、TT3発展バージョンとのこと。

その特徴は、ターンテーブルの回転トルクに着目し、ベストな状態で再生できるシステムにステップアップしています。

そもそもの話から説明を要約すると、

(1)アクティブ駆動のカッティングマシンと、パッシブ駆動のプレーヤーでは、回転の意味が全然違う。
 ※言われてみれば、素材を掘り進む刃と、溝をなぞるカートリッジの針では応力のかかる方向が違いますね。

(2)カッティングマシンの方式でも、溝の形状が異なり、最適値が違う。

(3)過剰なトルクで再生すると、針が暴れて本来の情報量が引き出せない。
 ※凸凹道をスピードを上げて走る車とゆっくり走る車ではトレース性が変わるのと同じ、との例え。


(4)駆動トルクは小さい程針先の情報を拾える。
通常のダイレクトドライブプレーヤーが1.5~2.5kgf/cm、ベルトドライブプレーヤーが0.55kgf/cmに対して、TT3は0.06kgf/cm×3と、かなり小さいくなっていますが、TT5では、それをさらに標準、弱、最弱の3段階に切り替えられるようにして、カッティングマシンの特性に合ったトルクを選べるようにしたものです。


(5)台座としては、米国スティール・ポイント社の点接点足を採用し、台からの影響を極力回避した。

うんちくも熱が入っていましたが、やはり聴いてなんぼ!

トルクを弱くしていくごとに、聴こえていなかった細かい音やニュアンスが聴き取りやすくなりました。

これは効果絶大ですね。

そこまで考え抜いたジェフ・ティエンさんに敬服する次第です。

ただし、トルクを最弱にすると、回転の上下に多少時間がかかるようで、とくかく回しっぱなしにしていました。

このTT5も、トップウィング・サイバーサウンド・グループからの発売となります。

価格・発売時期ともに未定とのことでしたが、楽しみな製品です。


続いて、生島氏&石黒氏の試聴&トーク「JazzとEQカーブの危険な関係」

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生島氏は、ディスクユニオンJazzTOKYOの店長をされていると共に、レコードのコレクターとしても様々な知識を持っている方です。

その生島氏が、昨年フォノイコライザー&ADコンバーターの「M2TECH Joplin MKII」を導入されて以来、これまで所有していたアナログレコードのイメージが大きく変わっていったとのことでした。

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石黒氏は、アコースティックリバーブブランドで有名な関口機械販売(株)の代表であり、独自のアイディアの製品を世に送り出されています。

主な話は、1954年に制定されたアナログレコードEQカーブの統一規格「RIAA」が、本当に採用されていたのか?

という話。

特に古いJazzレコードを愛聴している方には、必須の話になります。

そこで、定番や秘蔵のアナログレコードを、RIAAと最適と思われるEQカーブで聴き比べてみようという企画です。

実際に何枚も聴かせていただきましたが、これが意外に差がよくわかるもので。。。

最適なEQカーブの方が、その楽器らしさがすぐわかったり、気づかない音が気づくようになったりと、会場の観客の反応も自分の聴感もほぼ同じでした。

石黒氏は、奥行きも違うとのことでしたが、タイムドメインスピーカーではなかったので、奥行きはつかみづらく、よくわかりませんでした。

ただ、楽器の種類は一聴瞭然!!

レトロの音でなんとなくモヤっとしていたものが、すっきり晴れて生々しく聴こえました。

この標準カーブに従わなかったレーベルはかなり多いようで、例えばコロンビアは、1981年に設備を一新するまでは、どうやらコロンビアカーブを使い続けていたのではないかとのこと。

マイルス・デービスの作品の多くはこの影響を受けるはずです。

ところが、マイルス・デービスが愛用していたオーディオのが「McIntosh」

そして「McIntosh」アンプのEQカーブは長らくコロンビアカーブだったそうです。

これならマイルス・デービスからクレームがきませんね!

このEQカーブ問題。

基本的には、聴いて試すしかないとのこと。

M2TECHのJoplin MKIIは、25種類のEQカーブを選べるもので、現在最強のフォノイコラーイザーとなっています。

Joplin MK2については、こちらからお問い合わせください。

もう少し手軽にEQカーブを選べるのが、iFi-Audio micro iPhone 2 KIセット
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micro iPhone 2は、6種類のEQカーブが選べるフォノ・イコライザーです。
正しいEQカーブを聴くための最小必要条件となります。


もう一つは、iFi-Audio Retro STEREO 50

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真空管アンプですが、DSD DACとフォノイコラーザーを内蔵しており、6種類のEQカーブを選べる仕様です。

しかし、このRetro STEREO 50のイコライザーカーブは、トーンコントロールの組み合わせで実現しています。

石黒氏の話では、元々アンプには1種類のEQカーブしか持たないものが多く、EQカーブが合わないときに歪みを直すために設けられたのがトーンコントロール調整とのこと。

本来トーンコントロールで低音強調とか高音強調とかにして聴くのは邪道だったわけですね。

Retro STEREO 50のトーンコントロールによるEQカーブは本来の使い方ということのようです。

そうすると、一つ裏技が使えるということではないでしょうか?

Retro STEREO 50には6種類のEQカーブの組み合わせ設定が表示されています。

しかし、それ以外のEQカーブについても、トーンコントロールの調整で探すことが可能ということ!

さて、いくつのEQカーブに対応できるのでしょうか?

自分の持っているアナログレコードに対して、納得いくまで最適EQカーブの組み合わせを探すのも、楽しい趣味になりそうです。

ちなみに、正しいEQカーブを自分の耳で探すわけですが。。。

タイムドメインスピーカーでも上位機種やKIチューンモデルを使えば、比較的簡単に探すことができます。

基準は3つ。

(1)楽器らしさが、一番あるところ。

(2)ボーカルの声が、一番人間っぽく聞こえるところ。

(3)奥行きや奏者の立ち位置関係が、一番明瞭に定位するところ。

立体音が再生できるタイムドメインスピーカーなら、少し慣れれば簡単に見つかるでしょう。

タイムドメインスピーカーについては、こちらをどうぞ。


さて、今回のイベントでは、EQカーブの重要性が再確認できました。

また、生島氏や石黒氏、他の観客の皆さんと、試聴感覚のキャリブレーションもできたので、

改めて参加してよかったと思います。



その他の会場では、あまり目に止まるものはなかったのですが、2Fに「オーディオみじんこ」さんのブースがありました。

お客さんがひっきりなしで、なかなかの人気です!

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そこで、ツイッターでも話題になっていた「大蛇」を見て、持ってきました。

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見た目はまさに「大蛇」

だた、実際に持ってみると、意外に軽くプニュプニュした柔らかい触り心地!

硬くしっかりしたケーブルではないのが、さすがオーディオみじんこさんですね。

外見からは想像つかない柔らかさは、この長さでちょうど2周以上巻ける柔軟性ですから、振動対策的にも良い結果となりそうです。

アナログオーディオ界は、まだまだ年齢層が高いですが、近年のアナログブームで楽しみが若い層にも広がるといいですね。

カッパー・インフィニートで紹介するアナログ機器は、DAC感覚で使えるものが多いので、泥沼にははまらず気軽にアナログを楽しめる提案ができると思います。

興味がある方は、是非タイムドメインスピーカー雑司が谷試聴室をご利用ください。

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たった2本のスピーカーで、立体的な音を再現できるタイムドメイン!
それは実際どんな音なのか?
タイムドメインスピーカー&チューニングモデルの試聴室!
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春のヘッドフォン祭2018に行ってきました
2018年4月28日~29日に東京・中野サンプラザで開催された「春のヘッドフォン祭 2018」に行ってきました。

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ヘッドフォン祭は、ポータブルオーディオ関連の国内外約120ブランドが一同に会する展示会です。大小ヘッドフォンメーカーだけでなく、プレーヤーやDAC他、最新の製品がずらりと並びます。



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今回の大きな目玉は、iFi-AudioとLotooから発表される新製品。

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今回も、各メーカーの開発者が来日され、直接説明してくれました。

まずは、輸入元トップウィング社の佐々木原幸一氏のあいさつから。
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タイムドメインスピーカーとも相性の良い、秀逸な製品を世界中から発掘してくれている方です。
また昨年は、トップウィングブランの製品「TopWing カートリッジ 青龍」を発売。
カートリッジメーカーとしての処女作が、世界中の賞を受賞しています。

さて、最初の新製品発表はiFi-Audioの新シリーズ”xDSD"
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コンパクトなnanoシリーズ相当のサイズに、microシリーズの性能を詰め込んだとのこと。

PCM768kHz、DSD22.6MHzのハイレゾ対応となるとともに、Bluetooth無線接続と新フォーマットMQAに対応していることです。

iFi-Audio nano iOneのデザインをコンパクトにして性能アップを図ったという位置づけでしょうか。


最近注目のMQAフォーマット対応については、詳しく理解していなかったのですが。

今回MQAの仕組みについてもMQA JAPAN代表の鈴木弘明氏から詳しい説明があり、そのしくみや利点がよくわかりました。
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MQAとは、要するに既存のCDフォーマットとの互換性を持ちながら、96kHzまでの可聴域を超える情報を記録することができ、しかもファイル容量が小さいということでした。

通常のCDやDVDフォーマットでは、理論上22kHzもしくは24kHzまでの情報しか記録することができません。

MQAでは24kHzを超える部分については、24~48KHzと48~96kHzの2段階で、CDではノイズフロア以下となる微小レベル部分にロスレスで書き込むという手法で、既存のCDフォーマットとの互換性を保ちつつ、ハイレゾ情報を記録しているというわけです。

MQAの詳細は、下記資料を参照。
日本オーディオ協会のJASジャーナルに公開された開発者によるMQAのコンセプト&技術資料

これって、たとえば、CDの44.1kHz/16bitという規格に対して、何桁とは言えませんが下位ビットはほとんど関係なかったということになりますね。

以前44.1kHz/14bitしか処理できないPhilipsのDACチップTDA1540と16bitまで処理できるTDA1541を聴き比べたことがありましたが、ほとんど違いがわかりませんでした。
16bitですら使い切っていないのに、44.1kHz/24bitでハイレゾと言われても、その恩恵が実感できないのは正しい聴覚だったということかもしれません。

やはりスペック数値より聴感の方が正しい価値判断になるので、みなさんご自身の直感に自信を持っていいと思います。

さて、MQAにすることで得られる利点というのは、インパルス応答が改善なるとのこと。

そう「タイムドメイン」が向上するということです。

これまで24kHzまでの情報から全体を想像して再生していたところを、MQAではその上の続きとなる「正解」が記録されているわけですから、24kHz以下の再現性の精度が格段に向上するというのが、一番の恩恵のようです。

そのため、MQAフォーマットのCDを普通のCDプレーヤーで再生するだけでも、インパルス応答の向上(タイムドメインの向上)効果があるとのこと。

音楽再生を突き詰めていくと、「インパルス応答」「タイムドメイン」に行き着くんですね。

タイムドメインスピーカーでは、何年も前から常識だったんですけどね。

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xDSDの説明の中でもトルステン博士から何度も「タイムドメイン」の言葉が出てきました。

DACの設計についても「タイムドメイン」(時間軸忠実性)は重要とのこと。

しかしながら、タイムドメインを崩すデジタルフィルターは、インパルス応答重視の「Listen」モードまでで、残念ながら「BitPerfect」モードは搭載されないとのことでした。

だから、micro iDSDmicro iDAC2をお持ちの方は、引き続きご愛用くださいね!!

MQAに対しても、ダウンロードページからファームウェアVer.5.3をアップデートすることで対応可能です。

逆に、デザインや携帯性重視ならiFi-Audio xDSDがオススメです。
アルミメッキの美しい仕上げに、携帯と合わせた時の指のかかりがフィットする波型デザインは、持ち歩く度に馴染んでいくことでしょう!!


続いては、Lotooの新製品「PAW Gold Touch」の発表。
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Infomedia社代表のトニー・ワン氏自らが登壇し、新製品について説明していただきました。

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Lotoo PAW Gold TOUCHの特徴をまとめると、LotooOSによる速い操作、DSD22.6MHz/PCM768kHz対応、バランス出力4.4mm5極端子対応、Bluetooth接続(受信・送信)対応といったところでしょうか。

今回は、DACチップに旭化成のAK4497を搭載。

DSDやPCM音源を再生するだけでなく、DSD→PCM変換再生、PCM→DSD変換再生も可能とのこと。
また、Bluetooth無線接続も搭載し、USB DACとしても使えるようになりました。

現行機種のLotoo PAW Gold 2とは趣向が違って、タッチパネル操作&多機能路線の追加機種ということでした。

なお、Lotoo PAW Gold 2は引き続き生産・販売されるとのこと。

ピュア再生にこだわる方・据置プレーヤー選びで迷走されている方は、据置プレーヤー究極の形としてタイムドメイン的におすすめのLotoo PAW Gold 2の方をどうぞ。

操作性重視ならば、2秒起動でタッチ画面なのにサクサク操作できるPAW Gold TOUCHがオススメです。
こういったちょっとした快適性は使い続ける程、ありがたみが浸みてくるでしょう。


次は、XI Audio(イレブン・オーディオ)の試作DACをXI Audio代表のシャオ・チー氏から説明がありました。

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R2R方式というDACは、一般的なデルタΣ変換ではなく、ラダー抵抗を使ったもので、音源に対する忠実度が格段に上がることが特徴とのこと。

この方式は他社でもあるが、いずれも1千万円を超えるような機器となっている。
XI Audioでは、これを10分の一以下での価格帯で製品化を目指しているそうです。

シャオさんからの説明の中でも「タイムドメイン」という言葉が聞かれて、わかっている人は時間軸に注目していることがよくわかりました。

まだ、発売時期は未定で2018年夏頃とのこと。

NOSDACタイムドメインスピーカーで聴いている音に比べて、どのくらいのものか、発売が楽しみな製品です。


さてさて、ヘッドフォン祭の会場は、到底1日では見切れないボリュームです。

なので、毎回タイムドメインスピーカーの上流として有用なものというテーマで絞って、面白そうな製品をチェックしています。

今回のヘッドフォン祭りで目に止まった注目製品を、いくつか試聴してきました。

一つ目は、KORG社のNutubeを使用したアンプキット「Nu:Tekt HA-KIT」。
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これは、ポータブルヘッドフォンアンプで、単三電池2本で駆動できるとのこと。
キットなので、自分で半田付けして仕上げます。
ケースもついているので、興味がある人にはとっつきやすいと思います。

さて、音はというと、真空管らしくかっちり速い音ですね。
ただ低音の膨らみが若干気になりました。
見た感じケースへのマウントや閉じるか閉じないかで、音が変わってくる気もします。

「Nu:Tekt HA-KIT」はこの夏発売予定とのこと。

2つ目は、ポータブルプレーヤーの「HiFiMAN R2R2000」。
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HiFiMANは、かつてHM−602というNOSDACプレーヤーを生産していたメーカー。
HiFiMAN R2R2000には、DACチップにバーブラウンのPCM1704K(R2R DACチップ)搭載とのこと。

その音はというと、microSDカード簡単には入れ替えられない仕様で、いつもの音源ではチェックできず。

音の印象は良かったのですが、なにぶん操作が不安定であまりじっくりは聞けませんでした。

こちらは発売時期、価格ともに未定とのこと。


3つ目は、CHORD社のMojoPolyというSDカードプレーヤー(状態)。
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Mojoは、DACチップを使わず、コンピューターで計算してDA変換を行うという製品。

そのMojoにオプションのSD カードリーダー兼サーバ機能を持つ「Poly」を合体させたのが、「SDカードプレーヤー状態」です。

操作は、全てiPhoneアプリで行う仕様。

PolyがアクセスポイントとなるWiFi通信でLANに接続し、DLNAサーバやAirPlayとして認識できます。
iPhoneとは、Poly専用アプリでLAN経由で接続し、選曲、再生、各種設定が可能です。

というか、本体にはMojoの3つのボタン(インプット選択、音量+、音量ー)しかないので、SDカードを差し替えた時のリスト認識や、曲選択、早送り等もすべてアプリ経由の操作となります。

ただこの操作のタイムラグがなんとも慣れない。
まだ、作り込みに改善の余地がありそうです。

さて、手持ちの64GB microSDカードは、Mojo+Polyでちゃんと認識し、音をチェックすることができました。

音は、すっきりかっちりした音で良い印象です。DACチップで言うとESS系に近い印象でした。
とても明瞭ではありますが、奥行き感があまりない硬めの音なのが若干気になりました。


今回、ポータブルプレーヤーやDACの試聴がメインだったわけですが、USBカメラアダプターを忘れるという失態が反省点です。
用意された試聴機頼りでは、それぞれのくせの掛け算なので、なかなか実力が見切れません。

試聴対象意外は極力いつもの環境にしたいところですが、試聴用micro SDカードも認識しない時があったりと、あの会場内で聞き回るのは難しいですね。

唯一ヘッドフォンは、自前のSoundMAGIC E10Cで聴けたので、ヘッドフォンのくせは回避して聴けました。

次回は、SDカードも試聴maxカードと最小限のカードを用意していこうかと思います。

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真空管アンプのメンテナンス
真空管アンプを現代の最新技術で仕上げた"iFi-Audio Retro STEREO 50"

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従来の真空管アンプよりは格段に扱いやすく、Bluetooth無線接続も、DSDハイレゾ音源も、マルチフォノイコライザーまで搭載しているはいコストパフォーマンスなアンプです。

しかしながら、主要部の真空管ははやりヒーターで温度を上げて動作しているので、真空管の劣化がつきもの。

寿命には限りがあります。

試聴室の"iFi-Audio Retro STEREO 50"も2年以上が経ち、途中で保護回路が働いて音が出なくなったりすることが増えてきました。

その原因としては、やはり真空管が劣化してきているとのこと。

そこで、真空管の交換に挑戦してみました。

"iFi-Audio Retro STEREO 50"に使われている真空管は全部で6本。

iFi-Audioでは、真空管交換用のセットが用意されていました。

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中身はこんな感じ。

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交換作業用の布手袋も同梱されています。

というのも、真空管のようにガラスが熱くなるものは、脂が付くと寿命が短くなることがあるためです。

素手で触ると手の脂がついてしまうので、必ず手袋を着用して作業しましょう。

その他の油脂もつかないように気をつけてください。

さて、真空管は天板の真下にあります。

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マイナーチェンジ後の"iFi-Audio Retro STEREO 50"は、この黒い網が磁石でついているだけなので、簡単に外して交換が可能。

しかし、試聴室のものは、旧型で、足のネジを外して、本体内部を引き出す必要がありました。

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4つの足の真ん中にある六角ネジ(4mm)を外し、

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フロントパネルを押し込むと、本体内部が後ろへ抜けます。

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全体を引き出すと、木のフレームが無くなった状態に。

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あとは、布手袋をして、一本ずつ真空管を抜いていきます。

少し硬いですが、基本的には真上に引き抜くだけ。

あまりひねったり、こじったりすると、真空管の端子がまがったり、破損したりしますので、慎重に作業します。

引き抜く力加減が一本わかれば、あとは難しくありません。

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全部はずしたら、新しい真空管を1本ずつ嵌めていきます。

真空管の端子が底面に並んでいる中で、1箇所端子のない部分がありますので、それと、ソケット側の穴のない部分を目安に、慎重に差し込んでいきます。

このときも、あまり強い力でこじると破損の原因になりますので、慎重に力を加えて、奥まで差し込んでいきます。

外した真空管はこんな感じ。

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ラベルがだいぶ焼けていますね。

小さい方はほとんど変色していませんが、大きい方はインクや紙が劣化してさわると崩れてきます。

さてさて、これで治ったのか?

電源を入れると、まだちょっと不安定なリレー音がしますが、音は途切れません。

レコードにして2枚目のA面を聴くころにはこなれてきて、音が途切れることもリレー音がカチカチなることもなくなりました。

やはり真空管が原因だったようです。

これで、またしばらくは真空管アンプが楽しめそうです。

なお、"iFi-Audio Retro STEREO 50"をお使いの方で、このキットを入手したい場合は、購入した販売店に問い合わせてください。(もし、並行輸入品や国内の保証書が無い場合は、サポートが受けられませんので、ご注意ください。)


アナログレコードでのタイムドメインスピーカー試聴は、「タイムドメインスピーカー雑司が谷試聴室」にて可能です。
試聴希望日時を試聴問い合わせフォームからお問い合わせください。



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ターンテーブル制振シート"アルトストラト”の聴き比べレビュー
先日、Kappa Infinitoタイムドメインスピーカー雑司が谷試聴室アナログプレーヤーを買い替えました。

audio-technica AT-PL300 BK


この機種は、ターンテーブルがアルミダイキャスト製なのが、AT-PL30との大きな違いです。
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そこで、カッパー・インフィニートオリジナルのターンテーブル制振シート”Altostarato(アルトストラト)"をターンテーブルの違いも含めて再検証してみました。

使用機器は、midTower トカンテ + 真空管アンプiFi-Audio Retro STEREO 50です。

真空管アンプとアナログレコードを聴く前提として、電源フィルターiFi-Audio iPurifier ACも使用しています。

Altostrante_01.jpg

新旧のターンテーブルは、サイズは一緒ですが、重さはプラスチックが約230gに対して、アルミダイキャストは、
約490gと2倍以上重いものです。剛性もアルミ製の方がかっちりしています。
ただし、アルミ製を叩くと若干余韻がなってしまうのが、欠点となります。

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タイムドメイン的にはプラスチック製の方が良いとも言われていますが、今回アルミ製ターンテーブルを選んだ理由が、ターンテーブル自体の歪みと回転ムラでした。


ちなみに、プラ製ターンテーブル使用時のカートリッジの動きはこんな感じでした。


アルミダイキャスト製ターンテーブルだとこんな感じ。




いずれも数百円の中古LPレコードですから、レコード盤自体のソリもあるのですが、ターンテーブル自体の歪みで、カートリッジが大きく上下していました。

アルミ製ターンテーブルでは、そんな簡単に反ったりしませんので、レコードのソリのみとなり、狙い通り針の上下動は最小限となりました。

また、33.3rpmが意外に安定していなかった旧型プレーヤーでは、演奏の音程が変わったと感じる程の誤差があり、試聴には不向きと判断した次第です。

実際にAT-PL300の回転を測ると毎分0.1秒の誤差で、旧型の毎分1.5秒前後より大幅に改善されました。

しかしながら、このターンテーブルの音は回避しなければなりません。

そこで、タイムドメイン社由井啓之氏推奨のティッシュ+10円玉を参考に、アルトストラトの使い方で出る違いを比較してみました。

試聴に使ったレコードはエラ・フィッツジェラルドの「Sings」。
Ella Fitzgerald Sings the Rodgers & Hart Song Book [12 inch Analog]
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これは、1975年UK盤のようです。
中古で400円くらいだったでしょうか。

発売は1975年ですが、(P)1956となっているので、原盤は1956年のモノラル録音かと思われます。

1956年は、Verveレーベルが立ち上がった当初の作品ということになりますね。


まずは、AT-LP300標準のゴムシートでの試聴。

20180301_analog01.jpg

モノラル盤なのはわかっていますが、どうも音が右と左から聴こえてきます。

一般的なオーディオの2等辺三角の頂点をリスニングポイントとする考え方では、「当然でしょ?」って思うかもしれませんが。。。。。

タイムドメイン的には、何か間違っています。

モノラル録音でも、正しく再生できれば、真ん中の少し奥に立って歌っていると感じるはずですから。

ゴムシートは、根本的にダメという意味がよくわかりました。

次に、ゴムシートをターンテーブルから取り外して、アルトストラトを2枚敷いてみました。
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同じ曲をかけると、今度は正面の真ん中から声が聴こえてきます。

イコライザーカーブをRIAAからいろいろ変えてみましたが、どうやらコロンビアカーブが一番人間らしい声に感じます。

ただし、全般的に何か歪んでいるような??

やはり、アルミの音が回避仕切れていないようです。

それでは、由井氏推奨の10円玉を3つアルトストラトの上に乗っけてみます。
これで、ティッシュの上に10円玉と同じような状態になると思います。
アルトストラト2枚なので、だいぶ分厚いティッシュとなりますが。。。

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さすが由井氏推奨の対策だけあって、歪み感が取れました。

ただ、なぜかこのパターンだと、イコライザーカーブがコロンビアカーブよりも標準カーブの方がしっくりきます。


そこで、アルトストラト1枚の上に10円玉を3枚置き、さらにその上にアルトストラトを1枚置いてみました。
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これで、同じ曲を聴くと。。。

コロンビアカーブにしたときに、一番人間らしさが出ているように聴こえました。


タイムリーに掲載されたPHILE WEBの最新記事「1954年以降はRIAAカーブ」は本当か? ― 「記録」と「聴感」から探るEQカーブの真意を参考にMGMカーブもしくはAESカーブに近い設定(TRE:+1、BASS:+3)にしてみると、、、、

なるほど、このイコライザーカーブとの比較だと、アルトストラト2枚の上に十円玉3枚置きが一番人らしく聴こえてきます。


ちなみに、タイムドメイン的な判断基準は、単に中音がぁ、高音がぁ、ということでなく、
「その歌い手が一番人っぽく声の暖かさが感じられるか?」
「歌い手や演奏家の奥行きや距離感、厚み感など、立体的な整合性が感じられるか?」
を基準としています。

というのは、録音当時の本当の歌声は知る由もなく、途中の録音機やミキシング、カッティングにより色々と(もしくは意図的に)補正されている場合もあるわけで、なかなか1枚1枚本当のところはわからないと思います。

そういう検証を一足飛びにして、結果として一番自然な人間らしい整合性の取れた音をヨシとしています。


さて、ではプラ製ターンテーブルではどうでしょうか?
実は、AT-PL300系では意外に簡単にターンテーブルを交換できます。

ターンテーブルの窓からモーターの軸が見える状態にしたら、ベルトを上から外します。
20180301_analog04.jpg

そうすると、ターンテーブル側にベルトが1周張り付いた状態で取り外すことができます。
20180301_analog05.jpg

このベルトをプラ製ターンテーブルの裏側へ同じように取り付け、ターンテーブルの位置にかぶせてから、窓からモーターの軸に引っ掛けてやれば、ターンテーブル交換完了です。

くれぐれもベルトがねじれた状態にならないように作業してください。


同様に標準のゴムシートを置いて試聴すると。
20180301_analog07.jpg

やはりアルミ製ターンテーブルと同様に、右と左から音が聴こえてきました。

ゴムシートを外してアルトストラトを2枚敷きにすると、
20180301_analog08.jpg

音が正面から聴こえますね。

イコライザーカーブは、MGMカーブ相当が一番しっくりきて、歌声が生き生きして、奥行きも感じられます。

では、さらに10円玉を置くと。。。
20180301_analog09.jpg

それほど差はないようです。

やはり、イコライザーカーブはMGMカーブ相当が一番しっくりきます。


最後に、アルトストラト1枚の上に10円玉3枚、さらにアルトストラトにすると、

20180301_analog10.jpg

これも、アルトストラト2枚敷きだけと、あまり違いがわかりません。


結論としては、、、、

AT-PL30やPionnerモデル、AIWAモデル等プラ製ターンテーブルを搭載している機種では、
 >ゴムシートを外し、アルトストラト2枚敷き

AT-PL300等、アルミダイキャスト製ターンテーブルを搭載している機種では、
 >ゴムシートを外し、アルトストラト2枚敷きの上に10円玉3枚

というのが、ベストな使い方でした。

アナログレコード本来の音を楽しみたい方は、アルトストラトの活用例として、参考にしてみてください。


なお、古いクラシックやジャズのレコードも、正しい音で聴かなければ、その良さは半分以下しか味わえないでしょう。

と言っても、イコライザーカーブが切り替えられるフォノイコライザーは高価なモデルが多いのが、現状です。
今回の試聴レビューで使用したiFi-Audio Retro STEREO 50は、6種類のイコライザーカーブを切り替えられるフォノイコライザーを内蔵している真空管アンプ。さらにDSD512(22.6MHz)まで対応したDSD DACやBluetooth接続まで対応しているので、割安ではあります。
retroSTEREO50.jpg


一番リーズナブルなイコライザカーブを切り替えられるフォノイコライザーは、iFi-Audio micro iPhone 2 KIセットとなります。

クラシックの良録音というと古いレコードや名演シリーズが多くなってくると思いますので、本来の演奏を楽しみならば、正しい音で聴けるフォノイコライザーは必須と思いますので、是非用意することをお勧めします。
iPhono2-01.jpg


なお、アナログレコードでのタイムドメインスピーカー試聴は、「タイムドメインスピーカー雑司が谷試聴室」にて可能です。
試聴希望日時を試聴問い合わせフォームからお問い合わせください。



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Lotoo PAW 5000MK2の聴き比べ試聴レビュー
2015年に発売されて好評の携帯音楽プレーヤーPAW 5000の後継機となる"Lotoo PAW 5000 MK2 JP Editon"が2017年11月3日に発売されました。
20180203_PAW5000mk2_06.jpg

見た目はほとんど変わりませんが、DACチップがAK4490ENになり、DSD音源にネイティブ対応となったのが、最大の変更点となります。

この度、試聴室にもデモ機を導入しましたので、改めてLotoo PAW 5000 MK2 JP EditonLotoo PAW Pico JP Editon、iPhone5S(iOS11.2.5)をタイムドメイン的にと聴き比べた試聴レビューをまとめました。

PAW 5000MK2のパッケージは、ちょっと大きめ。
20180203_PAW5000mk2_03.jpg

開封すると、ど真ん中にPAW 5000MK2が鎮座していました。
20180203_PAW5000mk2_04.jpg

同梱品は、本体の他、USBケーブル、ホルダー、腕バンド。
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Lotooの開発者は、やはりジョギングがお好きなようですね。

さて、立ち上げるとロゴ表示に続いて言語選択画面が表示されます。

20180203_PAW5000mk2_07.jpg

ここで、一生懸命〔>>|〕キーを押しても何も起こらず。。。。。。(汗)

どうもPC画面操作の発想をしてしまいますね。

正解はジョグダイヤル中央の〔決定〕キーでした。

「日本語」を選択して、〔決定〕キーをひと押し!
20180203_PAW5000mk2_08.jpg

日本語に設定された画面で完了キーではなく、〔決定〕キーをひと押し!
20180203_PAW5000mk2_09.jpg

当然といえば当然なのですが、まだプレーヤーは表示されず『SDカードを入れろ」と!
20180203_PAW5000mk2_10.jpg

本体底面にあるSDカードスロットに、microSDカードを差し込むと。。。
20180203_PAW5000mk2_11.jpg

音楽データからデータベースを作成します。
20180203_PAW5000mk2_12.jpg

終わると、「データベース更新完了」画面が表示されるので、〔決定〕キーをひと押しで準備が完了します!
20180203_PAW5000mk2_13.jpg

ようやくプレーヤー画面となりました。
20180203_PAW5000mk2_14.jpg

なお、写真は64GBのmicroSDカードですが、最大2TBまでのmicroSDカードに対応しているとのこと。

まだ512GBまでしか市販されていない現状ですので、将来性も十分ですね。


さて、今回はLotoo PAW 5000 MK2 JP EditonLotoo PAW Pico JP Editon、iPhone5S(iOS11.2.5)を聴き比べてみました。

iPhone5SはSEではないですが、試聴時点で最新のiOS11.2.5となっています。

まずはSoundMAGIC E10Cで試聴してみました。

20180203_PAW5000mk2_01.jpg

SoundMAGIC E10Cは、2016年11月発売のヘッドフォンで、比較的色付けが少ない、モニター系のインイヤーヘッドフォンです。

さて、本題のLotoo PAW 5000 MK2 JP Editonの試聴レビューです。

PAW 5000MK2を聴いた第一印象は、Lotooらしいクリアな音!

色付けが少なく音粒が明瞭に聴えてくる傾向です。

この辺は、Lotoo開発者の意図が明瞭に反映されていると思います。

ただ、PAW Picoと比べると、若干明瞭さが落ちる感じ。

やはりディスプレイまで省いたPAW Picoは、極端に余計な音が少ないプレーヤーですね。

では、PAW 5000MK2がボケているのかと思って、iOS11.2.5のミュージックで再生した音を聴くと、奥行きがなくザラザラした音。

PAW 5000MK2の方が、断然クリアな音でした。

Picoとの違いは、Lotoo同士での高レベルの違いと言ったところでしょうか。

PAW 5000MK2はディスプレイがあることで、操作性がよくなり、また同時に音を濁らせる振動発生要素が増えてしまいます。

そこで、ふと台からPAW 5000MK2を持ち上げると、、、、、

変わりますね〜〜。音。

そこで、カッパー・インフィニート特製のインシュレーター”Calma"に乗せてみると、、、、


音に奥行きが感じられ、かつ耳に優しい自然な音に!


PAW 5000MK2もインシュレーター"Calma"を併用すれば、PAW Picoと遜色ないピュアな音となりました。

そこで、Lotoo PAW 5000MK2 KIセットは、Calmaもセットにしました。


さて、具体的な違いを次の音源で解説しましょう。



Lotoo PAW 5000MK2単体+Soundmagic E10Cという組み合わせでは、音数も十分に明瞭で、冒頭のコーラスにかかるリバーブや、アレンジの余韻もよく聴えてきます。

これが、Lotoo PAW Picoもしくは、Lotoo PAW 5000MK2 + インシュレーターでは、音の痛さが減り、宇多田ヒカルさんの息継ぎがより生々しく聞こえるようになりました。

ちなみに、この音源をiOS11のミュージックで聴くと。。。。

そもそも冒頭のコーラスにリバーブがかかっていることに気づきません。

歌声も良く言えば明快ですが、ちょっと平板に角が立った痛い音に聴えます。

iOS11のプレーヤーを有料アプリのKaiserTone Audio Player +HiRes - CyberFort LLCにすると。。。

このKaiserToneは何が良いのかというと、とても豊富なエフェクト機能を、、、、全てオフにできること。

そう、何もしないのがいちばんんです。


このKaiser Toneで聴くと、音の痛さはだいぶ減ります。iOSのプレーヤーは何か音を劣化しているということですね。

ただ冒頭のコーラスのリバーブ感はかなり気にしていないと気づかない程度。

やはりLotooのピュア再生志向設計に一長あるようです。


続いて、タイムドメインスピーカーTIMEDOMAIN light インツイートと組み合わせた場合の試聴レビューです。

20180203_PAW5000mk2_15.jpg

各プレーヤーをlight インツイートで聴くと、基本的にSoundmagic E10Cと同じ傾向ですね!

ただ、低音側の膨らみがなくなるので、低音側のより繊細な情報量が俄然増える傾向です。

低音弦本来の音や余韻、楽器の胴鳴りなど、低音を作るスピーカーやヘッドフォンでは聴えません。

これにより、音楽再生の上流側として、Lotoo PAW 5000MK2もPAW Picoもピュア再生を貫いていたことがわかります。

何も足さない何も引かないを理想とするタイムドメインスピーカーとしては、Lotoo社のプレーヤーは相性が良いですね。

では、PAW Picoだけで用が足りるかというと。。。。。


CD音源レベルなら、PAW Picoで十分でしょう。

ただし、32GBメモリと画面が無い操作性に不自由を感じないことが前提ですので、検討の際はポイントとなります。


もしDSD音源も聴きたいとなると、話はかわります。

たとえば、キース・ジャレット「ケルン・コンサート」のDSD音源( http://www.e-onkyo.com/music/album/uml00602557446593/ )をPAW PicoとPAW 5000MK2で聴き比べると。。。。

PAW 5000MK2では、繊細な音の柔らかさを感じる耳に優しい音ですが、PAW Picoでは音粒に強調感があって、繊細な情報が少ない、いわゆる「PCM変換の音」が聴えてきました。

PAW Picoだけ聴いていれば、それなりに十分ではありますが、せっかくDSD音源を購入したのならば、やはりDSDネイティブで聴くべきでしょう。

というわけで、DSD音源も聴きたいという人には、PAW 5000MK2の方が、断然おすすめとなります。

PAW 5000MK2ならば、DSD256(11.2MHz)まで対応しているので、市販のDSD音源はほとんど対応可能です。


PCM音源もDSD音源も最高の音が欲しい人にはLotoo PAW Gold 2という選択もありますが、ピュア再生プレーヤー選びの参考としてご検討ください。


なお、Lotoo PAW 500MK2やPAW Pico、タイムドメインスピーカーは、「タイムドメインスピーカー雑司が谷試聴室」にて、試聴が可能です。
試聴希望日時を試聴問い合わせフォームからお問い合わせください。



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